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コロナでどう変わる医療の現場~Digital Health輪読会6月~

ライフタイムベンチャーズでは、業界の有志関係者との共催で投資テーマに関わる1ヶ月のニュース記事をまとめ読みし、気になるトピックについて議論するニュース輪読会を実施しています。

本稿では2020.5.22に実施したDigital Health(デジタルテクノロジーを活用した医療・介護・健康関連サービス)に関する輪読会での議論をまとめました。

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1. Digital Healthにおけるフェーズとは?

Digital Health領域における難しい問題は、マネタイズ。Digital Health領域におけるIoTといったものは面白い。しかし、キャッシュを作れているか?という話では、なかなか回収が難しくバイネームであげることができない。真に「健康を作る」という考え方を軸にすると30年以上はかかると言われている。

2. 業界を震撼させた事件に動きあり…!

業界を騒然とさせた一大横領事件に動きがあったプレスリリース。「エルピクセルは日本のフロントランナー。たった一人の(元役員の)ために、この会社の灯を消してはならない」というコメントで存続ができた。のではないかという判断と読み取れる。会計のフローなどの変更に動き出す、各スタートアップ/VC。よりfreee/マネーフォワードの重要性が深まる。
CEOが会社のキャッシュについての興味を持ち続けることは必ず必要があると思うし、CFOと経営管理部長は分けてもいいかもしれない。属人性を排除する必要性がある。

3. 健全な支援は社会インフラ維持のためもちろん必要だが、一定の淘汰や統合再編は不可避か

未曾有のコロナ禍のなかで、医療介護業界の経営悪化と政府支援に関するニーズが多数しており、多数のプレスリリースが走っています。

4. 単一疾病プラットフォームの成長性について

どうやってビジネスモデルを組む必要性があることに疑問を覚える。単一疾病に向けた商品では価格が高いことが多いので難しいのではないか?と感じる。特に言語依存の高い単一疾病はさらに難易度が上がる。
であれば、大手が求めていることを完全に逆算できるかどうか?がビジネスモデルの大きな鍵になるのではないかと感じる。
しかし、多くの人に届けることを念頭に置いた時に事業化は必須になるので、難しい問題ではないか?と感じる。
であれば、海外の事例を例にあげると治験プラットフォーム(Patient Recruiting Platform)が良いのではないか?と感じる。

5. ヘルスケアは健康を作っているわけではない、iCARECEO山田さんに直接きいてみた。

インキュベートファンドの和田さんとの出会いから、負け戦からのピボットに決断をすることできるようになる。スタートアップだからこそ50〜200名のところしか取れずなかなかグロースしなかった。
エムスリーのサービスに押されることで、エンタープライズに振り切る決断を。結論、会社が伸び始めた。人材紹介のメインのキャッシュから、プロダクトのメインのキャッシュに財政体質が変化。

▼スライドで見る (Beutiful.AIに簡単にハイライトをまとめてあります)

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来月もDigital Health領域の起業家/新規事業を検討する皆さんにとって有益な情報が提供できるよう、引き続き開催していきます!

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