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日系大手企業からD2Cビジネスへの熱視線 2019年11月 X-border Japan輪読会まとめ

ライフタイムベンチャーズでは、業界の有志関係者との共催で投資テーマに関わる1ヶ月のニュース記事をまとめ読みし、気になるトピックについて議論するニュース輪読会を実施しています。

本稿では2019.11.15に実施したX-border Japan(日本を起点とするインバウンド又はアウトバウンド関連サービス)に関する輪読会での議論をまとめました。

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1. D2Cブランドに対して、日系大手企業の注目増す

米国を中心として「Clean Beauty」をコンセプトとするスキンケアD2Cブランドを展開するDrunk Elephantを845 million USDで資生堂が買収しました。国内コンシューマー市場に関係する事業会社はミレニアル/Z世代向けの商品・マーケティングチャネルとしてのD2Cに注目を日に日に強めつつあります。

2. OMOの潮流は外国人向け不動産でも

外国人向け賃貸物件紹介AtHearth、民泊×不動産テックのmatsuri technologiesによる資金調達、OYO LIFEとゴーストレストランKitchen Baseの提携など、課題が大きくARPUも大きい外国人居住支援の領域では、オンラインサービスに閉じないOMO(Online Merges with Offline)、IT武装したリアルビジネスとも言える事業が複数立ち上がりつつあります。

3. グローバル仮想通貨を巡る思惑

Facebookが提唱する仮想通貨Libraをめぐって、各国当局やグローバル金融プレイヤーの思惑が錯綜。共通通貨でなく地域通貨との連動などで折衷案を模索するも、eBay, PayPal, Visa, Mastercardと多くのビッグプレイヤーが離脱し、暗礁に乗り上げている。

来月もインバウンド観光・宿泊、外国人生活支援、D2Cによるブランド海外展開、多言語対応や越境決済など、年々高まる外国人/海外ニーズを捉えたX-border Japan領域の起業家/新規事業を検討する皆さんにとって有益な情報が提供できるよう、引き続き開催していきます!

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