エンタメ事業の巻き返しなるか!?2020年4月 X-border Japan輪読会まとめ
ライフタイムベンチャーズでは、業界の有志関係者との共催で投資テーマに関わる1ヶ月のニュース記事をまとめ読みし、気になるトピックについて議論するニュース輪読会を実施しています。
本稿では2020.4.17に実施したX-border Japn(日本を基軸にしたインバウンド/アウトバウンド関連サービス)に関する輪読会での議論をまとめました。
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1.エンタメ事業の巻き返しなるか!?
ソニーが中国エンタメ企業大手の「Bilibili」に出資しました。
PlayStationやそれを用いたゲーム実況にも力を入れたいが、niconico動画やYoutubeに遅れを取っている現状です。コロナ以前から中国経済は減速気味で、資金調達をしたかった「Bilibili」とうまく話が合ったのではという議論になりました。
日本大手企業が中国のスタートアップ(プラットフォーマー)に出資する事例も増えてきており、今後も中国市場から目が離せません。
2.遂にハイブランドが中国ECに参入!
店舗業績の悪化にコロナが拍車をかけたのかPRADAやCartierなどハイブランドの中国EC参入が続々と進んでいます。
中国富裕層は主に旅行先の免税店でハイブランドを購入していましたが、コロナウイルスの影響でで海外旅行込みの買い物に行けなくなり、仕方なく中国ECで購入せざるを得ないという流れになっていると考えられます。
コロナの現状を加味すると、今後も中国だけではなく世界中でECの需要が高まっていくという話になりました。
3.海外旅行保険入ってますか?知ってますか?
訪日外国人の2割強が旅行保険に加入していないという調査結果が出ました。
その理由の55%は、旅行保険のこと自体を認知していなかったことです。
これまで海外旅行保険はあまり目立ったものではありませんでしたが、ポストコロナで考えてみると、海外旅行保険はマストアイテムになりそうです。
また、保険請求を簡易化するSaaSを海外旅行保険と組み合わせることで、今後の新しい需要に地対応することが可能ではないかと言う話になりました。
来月も外国人/海外ニーズを捉えたX-border Japan領域の起業家/新規事業を検討する皆さんにとって有益な情報が提供できるよう、引き続き開催していきます!
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