高校・大学の7年制教育(牛田貴志男)
高校と大学を一貫教育とする「7年制高校」の導入について、様々なシミュレーションが行われてきました。
日本では、7年制高校の教育制度が昭和初期ごろから本格的にスタートしました。その後、日本社会全体の一部として定着する前に、敗戦で中断されました。
もし、7年制高校の制度が現代まで続いていたらどうなっていたでしょう。大正、昭和前期に世界的な活躍の機会がなかった日本のインテリ層も、世界水準の仲間入りをしていたかもしれません。そうすれば、明治以来、営々として続けて来た日本の近代化の