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資産形成について

資産形成についての一つの考え方です。皆さんの考え方の参考になれば幸いです。

資産とは

私たちに一人一人にとって資産とは「お金の流れてくる仕組み」です。会計学的な「今売ったらいくらで売れる?」といったものや、お金は払ったけれど、費用化するのは今じゃないという繰延資産ではありません。

だから株を買ったり、投資信託を買ったりすることは「資産形成」とは言いません。買った結果、「お金を流れてくる仕組み」になってこそ、資産といえるのです。

木曜会とは

毎週木曜20:00から約1時間開催されるIKIGAI2050主催の木曜会。「ワクワクからはじめる資産形成」をテーマに、前半約20分は参加者全員が共通言語を得るためのミニ講座。後半40分はそれぞれの意見交換。傾聴と発信で「お金の学び」「稼ぐとは」「働くとは」、お金だけでなく、仕事や未来についてそれぞれの考えを深めるオンラインセッションです。

資産形成という考え方

繰り返しますが、私たち個人にとって「資産」とは、私たちの財布にお金をもたらす仕組みです。決して、株や不動産ではありません。

キャッシュフローゲームで学ぶべきポイントも、私たちの財布にお金をもたらす仕組みに3種類あることを知ることです。

金融資産、現物資産、無形資産の3つです。

金融資産はどうキャッシュフローをもたらすのか?

金融資産がキャッシュフローをもたらすのは2つのパターン。

1つは配当。株式の配当です。会社が儲かったらリスクを提供した株主に利益を分配するのが配当です。高配当銘柄といっても何が起きるかわかりません。かつて東京電力は安定かつ高配当の銘柄でしたが、東日本大震災の結果、どうなったかは皆さんご存知のとおりです。1銘柄集中というのはそういうリスクをはらんでいます。

ですから、銘柄選択、買い方などそれなりのノウハウが必要です。

もう1つが十分に成長しつくしたあとの定期定額解約です。定期定額購入(ドルコスト平均法)があれば、その逆があってもいいのです。ただその商品は宣伝されていません。口コミだけです。宣伝するくらいなら、そのお金を内部留保、再投資する方がよいという考えです。

長期(最低でも20年)にわたり、信託し、元本がしっかりと膨らんでから、ゆっくりと時間をかけて、現金化していく。

だからその考えに賛同する人の周りにしか商品はいきわたりません。

それでいいのですか?

いいんです。そういう考え方なのです。

現物資産はどうキャッシュフローをもたらすのか?

現物資産はリース(賃貸)という形でキャッシュフローをもたらします。

土地なら地代、部屋なら家賃、駐車場なら使用料。あるいは車だったらリース料。介護用品なら月レンタル料など。

所有権をもち、使用料で稼ぐ。

ここでいつも不動産がでてくるのは、「まだもっていない財産を担保に入れて、キャッシュフローを生み出す不動産を購入することができる」ことがポイントです。他人(売主)の財産でお金を借りる。手に入れた財産のキャッシュフローで返済を行う。借入期間が長期に渡れば返済額が薄くなる、ここがポイントです。借入期間が長期、すなわちキャッシュフローも長期に渡って安定する。ここが前提。

ただ長期という不確定要因を減らす、キャピタルゲイン(値上がり益)をと取り、より確実性の高い物件に代えていく。そういう技術も必要となります。

そこにはお金を借りる力(与信力)、物件との縁や目利き力。不動産といってもワンルームマンション、古家、住居、店舗、などとんでもなくバリエーションがあります。さらに購入後の経営力、税に対する知識、建築に対する知識、マーケットに対する知識。とんでもない勉強量が必要です。さらに人口減少の時代。

結論。

このブログを読んでいるあなたのところには決して優良な投資物件は回ってきません!

物件を仲介する人たちは「成約してナンボ」のフルコミッション。お金を引っ張ってくる力のない人のところに情報を提供しても「ムダ」なのです。

買付を入れても融資が引けない。買付を入れてもキャンセルをする。そんな人と関わっても振り回されているだけで何のメリットもありません。

無形資産はどうキャッシュフローをもたらすのか?

無形資産の代表は特許や著作権。個人がこの権利を手にするには、とんでもない才能・努力・運が必要です。

もう一つの無形資産が流通から入るキャッシュフロー。いわゆるフランチャージーになることです。大きなものはコンビニや飲食店、小さなものはネットワークビジネス。

どれを選ぶかは実は金融商品の銘柄選択、不動産の物件選択と同じくらい技術が必要です。

技術がなければ、ある人の側にいく。今の自分が資産(キャッシュフロー)を持っていないのであれば、持っている人の側にいく。

そこは好きか/嫌いかではなく、できるか/できないかでもなく、欲しいか/欲しくないか、がポイントになってきます。

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