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第4話 五節の舞姫

三郎と偶然?必然?これはドラマだから必然ですねw
散楽で再開することになりまひろは三郎の正体も知らずに
自分の正体を話してしまうあたりは、もどかしくて・・・
ついつい、急げのクセを持っている私には「もぉ~」って気持ちに
なってしまいました
しかし、五節の舞の時に三郎の正体というよりも自分の母親を殺した、
藤原道兼も見つけちゃうし・・・しんどいまひろだっただろうなぁ~
円融天皇に入内し皇子を生んだにもかかわらず嫌われてしまい東三条に
下がった藤原詮子もかわいそうすぎる仕打ちだよ
同情の気持ちしか湧き起りませんでした
詮子が怒るのは当然よっ!

さて、今回のまひろが源倫子のもとにお勉強(?)に行った日の出来事を
取り上げます
赤染衛門から出されたお題は「竹取物語」
赤染衛門「かぐや姫はなぜ、
     5人の公達に無理難題を突き付けたのでしょう」
まひろ 「かぐや姫には、やんごとない人々への怒りやさげすみが
     あったのではないかと思います。帝さえも翻弄しいますから」
源倫子 「恐れ多いことね」
まひろ 「身分の高い低いなど何ほどのこと?というかぐや姫の考えは
     誠に颯爽としてしていると私は思いました」
源倫子 「まひろさんは、私の父が左大臣で身分が高いということを
     お忘れかしら?」(少し怒った顔)
まひろ (やっちゃたって顔)
源倫子 「うふふ、本のじゃれごと皆さま、
     そんな風に黙らないでくださいませ」
まひろ 「申し訳ございませんでした」
まひろの発言には悪気も悪意もなく
自分の考えを伝えてしまっただけなのですが「やんごとない人々」の中に
源倫子の父や自分たちが入っていることに気がついていなかったのです
これは、私の憶測なのですが、まひろは三郎に身分がないから、
上手くいかないと考えていたのではないでしょうか?
ついうっかり現実で妄想の話が口から出ちゃいましたと
言ったところでしょうか?
その発言に対して源倫子は「私の父親の身分が高いことへの嫌味かしら?」
のような返事をします
場を和やかにするための発言だったので、倫子の人間性を疑うような場面ではなく、むしろ倫子の人間性が際立ったと私は感じました

しかし、無意識に真実味のない言葉として発しているとしたら、
受け取り側は誠意を感じることはなく貶める言葉として
受け取るかもしれません
心の中と発した言葉が一致していないと真意が伝わらず、
誤解を生むことが多くあります

五節の舞では、美しく華やかな衣装が眼福
色とりどりの衣装を見ていて思うのですが、落ち着くのですよね
きっと、幼い頃からのなじみある自然を抽象化した色合いの重ね重ねが
居心地が良いのかもしれません


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