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第30話 新たなる覇者

家康とお市の方の幼い時の約束。
「お市様のことは、この竹千代がお助けします。必ず助けます。」
双方が覚えていた約束は大人になって思い出すと残酷ですね。

徳川家康「古い約束があってな、お相手はずっと覚えておったんじゃろう。
     なのに儂は、その約束を1番果たさねばならん時に果たせぬ。
     祈ることしかできぬ。」
お愛の方に家康が話した内容は、後悔と無念がこもっているように感じます

この、後悔という感情は人なら必ず持った覚えのある感情だと思います。
後悔を後悔のままにしておくとどうなるでしょうか?
「あぁ~やっちまった・・・」
「あの時、あぁ~しておけばよかった」
「どうして、あんなことをしてしまったんだろう?」
「なぜ、何もしなかったんだろう・・・」
そのような、ネガティブな感情が湧いてきます。
人間だもん、時にはそのようなネガティブな感情に陥っても良いのではないでしょうか?

ただ、問題も含みます。
家康が、井伊直政からお市の方が自害した報告を聞いたときの行動は、
どうのようなものだったでしょうか?
机に八つ当たりしませんでしたか?
つまり、その感情に浸っていても問題は解決しないうえに、
事が大きくなっていってしまう可能性を持っています。
家康は机に八つ当たりした程度だったので事が大きくなるようなことは、
起きませんでしたが・・・。

後悔や反省の気持ちが湧いてきてしまった時は、
そのままにしておくと未消化の感情を心においてきてしまいます。
自分は本当はどうしたかったのか?
出来なかったことにより、悲しいのか、怒っているのか、怯えているのか?
どの感情が隠れているかによって問題の解決方法が変わってきます。
家康は「秀吉をうつ」と言い放しました。
彼なりのその時の解決方法だったのでしょう・・・多分w

さて、2週に渡り織田兄妹が退場してしまいました。
茶々の思い込みといいますか・・・野心といいますか・・・
気にかかるところではありますが、
次回は秀吉の動きが気になるところでしょうか?
何と言いますか、今期の大河ドラマは各々のネガティブな部分が
とても目立つように描かれているように感じます。
もちろん、家康もです。
なんにせ「どうする家康」ですから・・・w
なんとなく、人間臭さが出ていていておもしろいかな?
そのように思えるようになってきました。


先週からの紀行の続きです。
神栖市歴史民俗資料館あたりから息栖神社までバスが出ているかと
思い込んでおりまして・・・てくてくと大通りの方まで歩いたのですが、
ない・・・
そこそこの距離を歩いて到着しました。

応神天皇の時代に創建された神社で、
祭神は久那戸神(岐神)・天鳥船命です。
息栖神社・鹿島神宮・香取神宮の三社は、葦原中国平定(=国譲り)の際に地上に遣わされたとされる神様をそれぞれ祀っています。『古事記』においては建御雷神の副使として天乃鳥船神が遣わされました。また『日本書紀』においては建御雷神と経津主神が遣わされ、久那斗神がその先導にあたったとされています。建御雷神(武甕槌大神)は鹿島神宮の御祭神、経津主神は香取神宮の御祭神として祀られており、息栖神社では久那斗神を主神、天乃鳥船神を相殿神として祀っています。(下記HPより抜粋)

国譲りの話まで遡るんですね。
調べてから行かないから・・・ものすごく後悔。
まぁ~私のモットーといたしまして、「反省と後悔役立たず」と
考えているのでどこでもいつでも同じようなことを繰り返すのでしょうねw

5月に行ったので茅の輪がありました

思っていた以上に派手さがなく、落ち着いた雰囲気で地元にも愛されているのか多くはないのですが、人が途切れることがありませんでした。

礎石

息栖神社の神本殿は平城天皇806年に此の地に遷宮されました。
876年・1704年・1723年・1848年と、数回に及ぶ立替えがありました。
此の五個の石はそのいずれの時かに礎石として使用されて以来昭和35年まで
その務めを果たしました。(若干略してます)
説明版には、若干略しましたが上記のようなことが書いてありました。

力石と松尾芭蕉の句碑もあります。

さて、息栖神社はこれだけで終わりではありません。
参道を戻り神門を常陸利根川に向かい歩いていくと、
忍潮井(おしおい)があります。


一の鳥居

鳥居の両側には、忍潮井(おしおい)と呼ばれる2つの井戸があります。


男甕(おがめ)。女甕(めがめ)と呼ばれています。この2つの井戸の中には甕(かめ)が沈められており、この甕(かめ)が見えれば、幸運が訪れるといわれています。
昔は、もう少し海岸にあり丘も何もないのに淡水の湧き水が湧いていたとなりと、珍しいうえにここで生活をしている人にはありがたい場所だったのではないでしょうか?

船でお参りに来た方々は、ここで降りたのかしら?

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