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第2話 佐殿の腹

伊東祐親と北条時政の掛け合いのあるにらみ合いから始まった
第2話ですが、冒頭からそれぞれの個性が出ているのが、
脚本家と演者の器量!

伊東祐親は北条時政の舅でありながら、後妻となる「りく(牧の方)」との
縁も結んだ時政にとっては大事な人
上から目線でものを言われてもしょうがないよねぇ~
でもさぁ~譲れないこともあるんだよねぇ~なんでか良くわかんないけど・・・が北条時政

伊東祐親「これ以上にらみ合っても無駄だじゃ、あとは、
     力ずくでも頼朝を奪い取るのみ」
北条時政「この北条の時政、命に代えても頼朝を守ってみせ~る!」
北条宗時(何を言っちゃてるのよ!いないで通してるのに・・・って顔)
伊東祐親「語るに落ちたな!」
北条時政(あっ!の顔になる)
伊東祐親「やつら頼朝をかくまっていることを認めたぞ」

慌てる北条宗時兄ちゃん
「父上、もう黙っていてください!」
(まじで、やめて~話がややこしくなって戦にマジでなるからぁ~って顔)

伊東祐親「時政!戦になるぞ!」(本当にいいのか?みたいな顔)
北条時政「じっさま、俺だって何でこんなことになっているのかよくわから  
    ないんです(困った表情)」
北条宗時(なんで、出てくるんだよ~って顔をして止めようとする)
北条時政「でもぉ~(厳しい顔つきになりながら)
    武士として一度かくまうと決めたからには、北条の時政!
    死んでも佐殿を渡すわけにはいかないんじゃっ!
   (ビシッと決め顔)」

さて、ここまでで伊東祐親はとてもCPが高く威圧する伝え方が上手!
この時代の偉い人は、それくらいじゃないとやってけないだろうし・・・
でも、「戦になるぞ!」の一言もキツイ言い方だけど本心は、
「頼朝差し出してくれれば、辞めてあげてもいいんだよ」と気持ちが混じるのを感じることが出来る。
責任感が強く、許せないことは許せない!
でも、身内の争いもねぇ~と思いつつも時政のうっかり発言は冷静に突っ込まざる得ない頑固な部分も見え隠れする

北条時政は、ここぞという時にうっかり一言も憎めないかわいさがある
さらに、「良くわかんなんです」と、情に訴える手段をとる
FCの高さがわかりやすい
が、一族を背負ってるプライドという強さもあるので、
「武士として一度かくまうと決めたからには・・・」と勇ましい一言

それぞれの心の機能をうまく使い分け演じているのがわかりやすい

北条宗時・・・長兄としてがんばれ・・・(笑)

そこに、ナイスなタイミングで割って登場するのが
「大庭景親(おおばかげちか)」 
こちらの方は藤沢市にある大庭城から伊豆に登場!
どうやって行ったんだろう?
陸路?海岸線?箱根越え?
海路?片瀬(固)からかな?疑問しか残らない・・・
誰か教えてぇ~!です。(そもそも、史実?もわからに・・・)
さて、大庭城に関しましては後日改めてご紹介させて頂きます

さて、大庭景親のおかげで北条に身を置くことになった佐殿(頼朝)ですが、ストーリー展開状況当たり前ですが女装のまま北条館に帰ってきます。
口紅は落ちてましたけど・・・(笑)

改めて、北条家の方々に挨拶する時に
「改めて、よろしく頼む」と言いつつも頭は下げない源氏の棟梁だもんね
居候に夢を託して頭を下げる北条家の人々
思いが強い宗時は「光栄です」とまで伝えるが、そこには返答なし
宗時に催促された時政が「伊東よりうち貧乏です(セリフ割愛)」挨拶に対して「住むところがあれば充分である。」と応じる辺りは、
(今まで大変だったからさぁ~でも、僕、京での暮らしが長いからさぁ~)
なんて、裏面も感じたりする
さらに政子に「好き嫌いないの?(セリフ割愛)」と聞かれれば
「好き嫌いを言える立場ではない、お任せしよう」と
居候ですからぁ~アピール!

最後に義時を見つめたのを察した時房に宗時はしょうがなく棒読み挨拶
いいと思う!

そして、退出すると家臣が飛んで出てくる
「佐殿のご好物でございます」とメモを渡し
「小骨の多い魚は苦手です。貝などの食べるのに手間がかかるものも好まれません」と伝えさせるんですよね。
わざわざ、好物はメモ。苦手なものは言付け・・・
時代と言えば時代だけど、なんか、すご~い裏面を感じる
めんどくさい・・・

なんとなく、頼朝がめんどくさく感じた回でした

2022/2/28 宗時の名前を間違えていたので修正しました

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