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第46話 大坂の陣

片桐且元は、胃に穴が開くほどの重圧だっただろうなぁ~
ただ、現代と違い新幹線がないのでその日のうちに対面で報告がないだけ
良かったか、悪かったのか・・・どうなのでしょうね。

また、千姫も史実がどうあれお辛い立場でしたね。
そこに、声をかけた織田常真の兵法「和睦」が救いになるかと思いきや、
千姫「片桐殿は、恐らく明日、大野殿に・・・」
京にいる五徳が助けたということですが、信長の長女であり、
家康の長男信康の妻だった方です。
すでになつかしい・・・

さて、今回もそれぞれの立場での対比が多く出ています
父親家康と母親淀殿
子を思う気持ちは誰にでもあるのですが、行動が違いました。
本多正信と家康とのやりとりの中で家康は、
家康  「秀忠は、戦を知らん」
本田正信「我らがついております」
家康  「そうではない。知らんでよいと言っておる。
     人殺しのすべなど、覚えんでよい」
太平の世を望んでいる家康のとって戦のやり方などは知らないまま、
世の中をまとめて欲しい気持ちが痛いほどわかります。
これもまた、子を思う気持ちから出てきた思いでしょう。
そして、「アレを使うことにする」アレね、アレ・・・ですが、
大筒を使った時の秀忠の「父上、やめろ。こんなの戦ではない。父上!」
と言った言葉を聞き「これが戦じゃ。この世でもっとも愚かで醜い、人の所業じゃ」と言い放った。
かつて、家康や信康と同じ反応をした秀忠に同じ思いをさせてしまったことは、辛かったように思います。
さらに、孫千姫の安否を考えると寿命が縮む思いだったでしょうに・・・。

さて、母親淀はどうかと言えば
「もうすぐ、豊臣の世がくると言うことじゃ。のうお千」と
武家の棟梁としての行動を求めていたかと思われます。
これもまた、親として持ってしまった子への思い。
さて、大筒を撃ち込まれた大阪城にて、逃げ惑う淀の方や侍女。
その中には千姫もいました。
今、まさに天井が崩落しようとした瞬間、淀殿はお千をかばう行動を
起こします。
兵に徳川打倒を鼓舞させていたお千に対しても親という情が絡んでいました。

親というものは、子に大きな影響を及ぼします。
不完全に生まれてきた子にしてみれば、親がいなければ生き延びることが、
出来ないことを本能で知っています。
自分が感じたことを親に相手にされなかったり、親の意に沿わない行動を
起こし、親から認められなかったことが続けば、自分の感情にふたをすることを覚えます。
ふたをすればするほど、自己肯定感をもつことや自分が選択して決定することが出来なくなっていきます。
そのような中での千姫と秀頼とのやりとり
千姫「戦になるのですね。」
秀頼「お千、余は徳川から天下を取り戻さなくてはならぬ。
   それが正しきことなのだ。わかって欲しい。
   案ずるなそなたのじじ様やお父上がそなたの手出しできようか?
   そなたは、安全じゃ。」
千姫「あんた様は、本当に戦をしたいのですか?本当のお気持ちですか?」
秀頼「余は豊臣秀頼なのじゃ。」
千姫の「本当に戦をしたいのですか?」に対して、
秀頼は自分の気持ちを伝えることができず、自分の役割やお千への気遣い
しか、話すことが出来ませんでした。
秀頼の本当の気持ちはどこにあったのでしょうか?
もし、本心と求められる行動に大きな乖離があったならばお辛かったことでしょう。


行った時は秋だった日記
葛原岡ハイキングコースの北鎌倉駅側の出口には、浄智寺があります。

惣門

「寶所在近」の文字が掲げられた美しき惣門

ハイキングコースの途中から浄智寺の入り口に行けるのですが、
一応、下まで降りて上がりなおししました・・・微妙な律義さw

浄智寺の入り口は山門を兼ねた鐘楼門。

鐘楼門

1340(暦応3)年の銅鐘がおかれています。

本殿

仏殿には、室町時代に作られたという三世仏坐像が安置されています。
(県の重要文化財)
過去・現在・未来を意味するものと言われています。

書院

トンネルを抜けると

布袋様

やぐらの中に布袋様がいらっしゃいます。
私の身長より大きな布袋様です。
お腹をなでるとご利益があるそうなので、優しくしっかりとなでてきました

穴場に感じるお寺さんでした。


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