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第5回 瀬名奪還作戦

本田正信と服部半蔵が出てきましたね
本田正信は、家康が江戸に入った時に相模国鎌倉郡玉縄藩の領主に
なった人物なので、ちょっと興味がありました
しかしまぁ~「役を解かれまして、鳥の世話を・・・」で、
ニワトリは、ないでしょう・・・と思ってしまいました
一応、史実では鷹匠をしていたといろんなところに書いてありましたw

ニワトリも飼っていたかもしれませんが、「鷹匠」でもありました
元々、「武」より「知」で有名ではないかと思います

服部半蔵は有名なお名前ですが、私は「ハットリくん」でしか、
存在を知らなくて、今回、本当に存在した人物だったのだ・・・と
認識を得ました
なんて、書くと偉そうですが要するに有名なお方なのに、
よく知らなかったってことです(汗)
服部党も含めて、今後もこの2人は注目したいです

さて、今回は鵜殿長照の妹の田鶴の話から・・・
今川氏真から直接
口頭で命令されたシーンはありませんでしたが、恐らく
関口家の見張りのような、お役目を担ったのではないかと
推測します
満面の笑みで瀬名の子ども達にお菓子を上げるところから
始まるシーンで田鶴は登場します
田鶴「関口家がこのような目に合うなんて、かわいそうなお瀬名さま
   元気をお出しなされ。氏真さまと我が兄、鵜殿長照がきっと、
   松平をお討ちくださる。さすれば関口家への仕打ちも
   終わりましょう。困ったことがあれば、なんでもこの田鶴に
   申し付け下されや」
このセリフは、もし、瀬名が「私の旦那の松平(家康)が人質だった時の御恩を仇で返した、とんでもない奴なんですよ。おかげでこの扱いを今川様から受けている。私は、本当に不幸だわ」と思っていたとするなら、
心に刺さる言葉だったでしょう

でも、瀬名の顔色に変化がない
むしろ、無表情に近いながらも怖い感じを受けました
カメラも瀬名を狙って撮っています

服部党の手から家康のお手紙(?)により脱出を試みることに決めた
関口家にまた田鶴が訪問します
田鶴「憂いごとでもおありですか?」
瀬名「いえ」
田鶴「私たちは姉妹同様に育った仲。お瀬名の心のうちは田鶴には
   手にとるように分かります。心の憂いを誰かに打ち明ければ
   軽くなるというもの。(瀬名の顔がアップされる)
   田鶴は、お瀬名のお味方。
   いつもお瀬名の幸せを願っておるのです」
瀬名「お田鶴さま・・・」
田鶴「申してみなされ」
瀬名「実は、虫歯が痛くてたまらぬのです」

瀬名は、田鶴の言っていることが本当に田鶴の心からの声とは、
受け止められなかったのです
言葉は、行動が伴って初めて相手に真意が伝わります
どうしても、心の裏側と違った言葉を伝えれば違和感を感じさせます

田鶴は、氏真の命令に従っているだけなので心が伴わず、
簡単な相手を見下した優しい言葉をかけた
しかし、瀬名に見破られてしまいます
それでも田鶴は、自分が従った命令によって
「何が起きる」とは考えてみなかったでしょう

相手や状況を下にみていた結果です
交流分析ではディスカウントと言います
状況が進み、関口家が捕まり氏直からお褒めの言葉をもらった時に
初めて自分のしたことが、関口家の命運を握っていたと気づきました
慌てて、「関口家は気の迷いだから寛大なご処分を・・・」と、
言ったところで間に合わず、関口家の打ち首が決まりました

日常生活でもたまにありませんか?
余計なお世話だよと思う瞬間
昔、こんな言葉も流行りました「同情するならお金ちょうだい」
ネガティブに感じる優しさって嫌ですよね
ただ、1点だけ。相手は無意識に使ってしまっているだけかもしれません
意識して使ってるようなら、自分の心の健康のために、
なるべく合わないようにしてみても良いかもしれません
随分、楽になります




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