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きょう心にしみた言葉・2023年3月6日

大切なことは
帰ることができるということは
素晴らしいことだと

思い出すこと
「ただいま」
と云えることと
「おかえり」
と云ってもらえることの
とても
とても
素晴らしいことだということに

気づくこと

      *震災にあわれた方々に一日も早く帰る場所ができますように

「命が危ない 311人詩集ーいま共にふみだすためにー」から  「帰るということ」星清彦
(佐伯憲一・中村純・宇宿一成・鈴木比佐雄・亜久津歩編、コールサック社)

また「3・11」が、めぐり来ます。東日本大震災から12年です。この詩集は、「命」が軽んじられる世の中に危機感を持った311人の詩人が、それぞれに「命」の大切さを歌いあげた詩集です。「311人」には、東日本大震災の被災者への思いを込めたといいます。大震災や大災害が残す数々の教訓の中でも、私たちがかみしめるべきは、普段の暮らしがどれほど尊いかということ。「命」はどれほど重いかということ。311編の詩は、そう教えてくれます。「大切なことは 帰ることができるということは 素晴らしいことだと 今 思い出すこと」。帰る家があるという素晴らしさを、私たちはつい忘れています。そして、帰る家のない人を見過ごしたりもしています。みんなに帰る家があり、そのありがたさをしっかり感じられる社会を。

写真は、2012年5月5日、宮城県石巻市で撮影したものです。

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