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ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」⑥

6月13日の朝日新聞デジタルに「かくれてしまえばいいのです」が紹介されました。
「4月のオープンから3カ月間で700万アクセスを超えた。子どもや若者が、自分の分身「アバター」をつくり、しんどい気持ちをやり過ごす「隠れ家」への高いニーズは、若い世代の今を映す。ライフリンクが、絵本作家のヨシタケシンスケさんと協力してつくった。無料で、個人の情報登録も不要。URL(https://kakurega.lifelink.or.jp/)にアクセスしてすぐ使える」としたうえで、「かくれてしまえばいいのです」の内容を詳しく伝えています。

女子生徒の場合、ヨシタケさんが描き下ろし、「かくれてしまえば」で読める17の小話が気に入った。しんどい気持ちに苦しむ子どもや若者へのメッセージ。「優しい言葉と優しい絵で癒やされた」
 女子生徒はメンタルの不調が続き、3月から学校を休んでいる。早く体調が良くならないかな。学校の勉強、将来の就職。この先、大丈夫かな。共働きの両親がいない昼間、自分の部屋で1人、不安が膨らみ、気持ちは沈む。「死にたい」という気持ちが大きくなったり、小さくなったりを繰り返す。
 「かくれてしまえばいいのです」が生まれた背景の一つは、普及したSNS相談だけでは若い世代のニーズに応じきれないという事情がある。

ライフリンクの清水康之代表は「自殺のリスクを減らすための取り組みと両輪で進めるべきなのが、生きることを支える要素を社会にもっと増やしていくこと。メタバースはその一つとして新しく取り組んだ」と話す。


月刊誌「MOE」(絵本のある暮らし「月刊モエ」)7月号ヨシタケシンスケさん特集で「かくれてしまえばいいのです」が紹介されました。ヨシタケシンスケさんは「かくれてしまえばいいのです」の制作過程について「今までの仕事の中でも、一、二を争う難しさ」と語りました。
ヨシタケシンスケさんのインタビューを一部引用します。

 はい。これは元々は、「生きるのがつらい人たちが電話やSNSの相談につながるまでの間の、待合室のようなものをつくれないか」というお話をいただいのがはじまりです。

「生きるのが嫌になった人たちに何を言うか」って、今までの仕事の中でも一、二を争う難しさなんですよね。だからこそ、やってみたくなったというか。お話をいただいて「何か提案できるはずだ」と自分で思えたことがすごくうれしかったです。この10年絵本でやってきたことを、こういうアウトプットにつなげられたことが。 

ミニゲームも僕がつくりました。ゲーム会社で働いていたとき、万人向けのゲームの企画は箸にも棒にもかかりませんでしたけど、「生きるのがつらい人が気を紛らわせるためのゲーム」っていうテーマがあればそこに参加できたというのは、なんて言うか・・・、リベンジした感はありますね(笑)」

月刊誌「MOE」(絵本のある暮らし「月刊モエ」)7月号のヨシタケシンスケさん特集

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