自殺対策の現場に大きな衝撃を与えたのが2017年10月に発覚した座間9人殺害事件でした。SNSは、死にたい気持ちを抱えた人たちと瞬時につながれる、人類がこれまでに経験したことのない時代をつくり出しました。旧ツイッターを悪用した男は、死にたい気持ちを抱えた人たちを呼び寄せ、次々に殺害しました。2021年2月4日毎日新聞「記者の目」は、殺人罪に問われた被告と面会した記者がその時の思いを報告しています。
ライフリンクは、座間9人殺害事件をきっかけに、SNS相談事業「生きづらびっと」を始めました。
SNS相談を始めた経緯については、「ライフリンク・ヒストリー」でも紹介しています。
週刊誌の記事は、新聞よりも分量があり、また記者の主観がより強く打ち出されています。2013年2月4日 週刊 アエラ は、「指導死『41人』の衝撃 『指導』という名の『いじめ』」と題したリポートを掲載しています。
読者との双方のやりとりを伝えた記事もあります。2010年9月30日読売新聞「自死遺族 読者の声 心の内 話せる場なかった」です。ライフリンクの取り組みも紹介されています。
コラムを読むシリーズは今回でいったん終わります。
写真は、岩手県立美術館にて。