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きょう心にしみた言葉・2023年3月22日

「疲れすぎているのかなあ」と思えばよいのに
私はたるんでいた、やる気がないからこうなっちゃった
そして逆のことをしちゃう
もっと頑張らなきゃと頑張りすぎてしまう
本当はこの時に頑張りをもう少しやめるべきなんですね

すると、ある日突然
朝布団から全く起き上がれない
糸が切れたような燃え尽き状態になってしまう

「保健室と社会をつなぐ」(香山リカ・著、木の泉社)

精神科医の香山リカさんは、保健室を「子どもの問題、学校の問題、養護教諭自身の問題、そして、社会の問題。いろんな問題がギュッと凝縮された」場所だと言います。そして、子どもたちのケアにあたる養護教諭の心の疲れを心配します。「子どもたちに共感しすぎて、知らない間に自分の持っている心とからだのエネルギーがすり減ってしまい、燃え尽き状態、うつ病がもっと進んだような状態に知らない間になっていく場合があるのです」と指摘します。養護教諭についての香山さんの心配は、この社会で働く多くの人たちにも当てはまります。「疲れすぎているのかなあ」。そう思えばいい時に、自分を追い込んでしまう。真面目で心優しい人ほどそうなってしまいがちです。自分をいたわることの大切さを改めて教えられる香山リカさんの言葉です。

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