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努力と結果
2022.02.02
「努力は必ず報われる」
昔よく聞いた言葉だ。
だから努力をしてきた。
報われることを信じて努力してきた。
でも冷静に考えた時、全員が同じ目標を掲げ全員が努力した場合
報われるのは『1』だけ。
他の『多数』は結果として報われない。
そしてその後に出てくる言葉は
報われなくても努力をしてきた過程に意味がある。
努力をポジティブに捉える言葉であり、多くの場面で聞いてきた。
もしくは、報われていないのならそれは努力ではない。
これまでの努力をネガティブに捉えるこの言葉もまた、多くの人から聞いてきた。
どちらも理解できる言葉であり、その人のことを思って伝えてることは同じ。
同時に、言葉のチョイスこそがその人に何倍もの効果を与えるかもしれないと感じた。
この仕事(2番手としてマネジメントする仕事)で大切なことは伝える際の言葉選び。
よく考えると同じ内容でも、伝え方や言葉のチョイスによって受けての感じ方が大きく変わるのである。
『努力』について考えてみた。
80:20
この数字の意味とは。
左の数字(80)は努力の値を意味する。
努力の度合いを数字で表したとき
80努力したことになる。
一方、右の数字(20)は結果の値を意味する。
結果として20出たということだ。
この80と20が意味するものとは何か。
この場合、80の努力に対して20の結果が出たということになる。
80の努力に対して80の結果が出るのが1番良いが、実際の結果は20ということ。
この数字と意味を考えてみると
大体、努力が結果として表れるのはこれくらいだと思う人も多いのではないか。
ただこれだと努力が報われていない。
努力しても意味がないことになる。
100:100
次に同じ法則でこの数字を表した。
左が努力、右が結果。
今回は100の努力に対して100の結果が出たことを意味する。
100%の努力をすれば100%の結果が出る。
という考え方もあるかもしれないが今回は少し違う。
100の努力することでようやく100の結果がついてくるということである。
加えて1番伝えたいことは前者(80:20)との比較。
あと20%努力をすれば80%報われるということだ。
逆を言えば、あと20%努力をしなかったら努力に対して60%(80-20=60)は無駄にしていると言った意味を持つのだ。
100に対して100が出た時、努力して良かったと思える。
数字が給料の世界
努力してきた人は全員が給料で報われてほしい。
頑張ってきた人と、頑張ってきていない人が同じ給料なのはおかしい。
ただ努力してきた人が、80%の段階で努力を停止してしまったら20%しか差のない世界なのだ。
あと20努力して圧倒的な報酬として報われてほしいからあと20頑張る。
正直、この20がどれくらいの努力なのかはわからない。
ただ、何かが体現されるまで努力し続ける必要だけはある。
目安となる数字のゴールでもいい、
あと1件取れるまでとかでもいい。
とにかく、今努力を停止したら、これまで続けてきた努力の効果が下がってしまう。
だから、最後もう一つ努力して100を手に入れよう。
2月という今年度残り2ヶ月間が始まるタイミングで組織のトップが発したこの言い回し。
『努力は必ず報われる』
『努力してきた過程に意味がある』
『努力が報われなかったらそれは努力ではない』
など
努力について様々な言葉を聞いてきた。
どれもよく考えれば同じニュアンス。
その人のために発している言葉であるのは間違いない。
ただ冒頭にも言ったが、僕たちはマネジメントする仕事。
人を動かしてナンボの世界。
人が動く言葉のチョイスが何よりも大切。
「心底から努力が報われてほしいからあと20努力しよう」
この言葉のもつ力の大きさを感じたのであった。
そして自分の努力の価値を下げないためにも、結果で報われるまで努力することが大切なのである。
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