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僕の仕事は話すこと



2021.11.5


今の仕事は対ヒトで成立している。

パソコンと向き合っていても何も起こらないし

何かを企画しても結局ゴールは対ヒトである。

だからこそヒトを動かす方法を常に考えるようになった。(物理的に・感情的に)


話すって奥深い

誰かと話すことって日常生活において当たり前に存在する。

当たり前であるからこそ、何も考えずに流しているが、よく考えるとかなり深いし難しい。 

例えば
どんな声かけが『嬉しい』のか『傷つく』のか。

声のトーン、話し方、テンポによって受け取り方はどう変わるか。

このように当たり前のことを、細分化するだけでも色々違う。

また、話す相手によっても変わってくる。

・上司部下の関係
・先輩後輩の関係
・初めましての関係
・仲の良い友人関係 など

言葉遣いや、雰囲気から当たり前だが別物だ。

加えて『話す内容』も大切である。

人と話すことって基本的に楽しくないと続かない

つまらなかったら、早くその場から去りたいと考えてしまう。

その『楽しい・つまらない』を左右するポイントの大半は『話の内容』であると思う。

例えば
お互いがジャニーズ好きだったら、ジャニーズをテーマにした話の内容は楽しい。

共通の人(知っている人)の恋愛話もまた楽しいと思える。

一方、全くジャニーズを知らないのにジャニーズの話をされたり、全く知らない人の恋愛話を聞かされても正直楽しくはない。

誰と話すかも重要だが、話す内容もより重要であるのだ。


いかに相手に刺さるか

仕事上、僕は毎日沢山の人と話している。

話す内容も毎日違う。

話すことが仕事であり、話すことにより大きく組織が動く。

だからこそ今、話すことについて少し考えてみた。
※実際は誰とも話さないでパソコンと向き合いたい日もある

僕の仕事=人を動かす』と仮定した時に

いかに話すことによって一人一人の心の変化を生むことができるのか。が大事なところである。

だとしたら、その人に応じてどんな言葉が響くのかを考える必要がある。

そして相手の心に刺さる方法は何かを見出すために考える。

相手に刺さらない状態は、ただの自己満だ。


会話をする上で『楽しい』といった感情は、心の変化を生み出す基盤になってくるのではないか。

『楽しい』こそが相手に刺さるきっかけだと思う。



保険営業には雑談が大切


初めましての人からいきなり
「この保険は変更した方がいいですよ」
「この設計書見ておいてください」
「なにかあったら請求してください」
なんて言われても、真摯に受け取る人は少ない。

生命保険営業でも、まずは雑談できるかが大切であると言われ続けてきた。

雑談の内容としては、全く保険の話とは別物でよい。

・出身
・季節
・食事
・スポーツ
・健康  など

目につくものや、最近の出来事から話をすればよい。

そしてその雑談の中から共通点を見つけることが出来る人は尚良い。

雑談力を上げるためには人と意識して話す機会を増やすことが大切であるのだ。

保険営業のゴールは雑談から隙を見つけて、仕事の話に持っていく力の向上。

例えば
スポーツの話⇨健康について⇨運動するときのリスク、運動しないことによるリスクの話
⇨だから保険

なんでもいいから自然に話をするうちに、その人がどんな性格か、どんなことを今思っているのか、を意識してみるのも楽しい。


保険営業でなくても、初めましての人のいきなりほど、恐怖と感じるものはない。

雑談においても大切なことは『楽しむ』ことなのだ。

だから、話がめちゃくちゃ長かっただけで終わっても凄く能力のあることなのだ。

だって、つまらなかったら早く話は終わるのだから。

人に興味をもつ


人と話すことって考えれば考えるだけ何が正解かわからなくなる。

僕も仕事をしていて、どんな声かけが正解なのか見失うことはある。

相手のことを意識はするが、超能力があるわけでもないから、その人の心の底まではわからない。

でも意識することが大切である。

よく、人に興味がない人は人に興味を持つことが大切と聞く。

人に興味を持つことでその人のことをより知りたくなるきっかけにもなるし、自然と質問が生まれてくる。

基本的に興味のない人には質問などない。

だからまずはその人に興味を持つようにしてみた。

・この人はどんな性格なのか
・この人は何が好きなのか
・この人の過去はなにか
・この人の家庭環境はどんなか

などとりあえず質問してとりあえず情報を入手した。
※実際興味なくても仕事だから

でも仕事のゴールはその人を動かすこと。

話すことがマイナスではなく『楽しい』と思えるようプラスに持っていくことが根本にはあった。


人の興味に興味を持つ

質問していた時に気づいたことがあった。

▷「好きなスポーツなに?」
◀︎「サッカーです!」
▷「まじ?ちなみにどこのチームが好き?」
◀︎「バルセロナです!」
▷「あのチームのサッカーいいよね!」
◀︎「ポジションとかが独特なんですよね!」

いつも通り質問したその答えがサッカーであったのだ。
※僕の趣味はサッカー

話のテーマがサッカーになったとき、自然と会話を楽しんでいる自分がいた。

そして、深く話すことができる相手もまた楽しそうに話していた。

あくまでもその人に興味を持つことは土台に乗ることであり

その興味に興味を持ってこそ話すことが楽しいと思えるのだ。

ただ興味も持てるテーマ、深い話ができるテーマはそんなに多くはない。

多いに越したことはないが、正直全くわからないテーマもある。

でも、その場でそのテーマを学ぶ姿勢もとても大切であるのだ。

相手は興味に興味を持ってもらうだけ嬉しい
そして、話していて楽しいと感じる。

興味を持ってくれる人を好むのだ。

話すことにおいて、この関係が最も大切であると気づいた。

僕の仕事は話すこと

だから今は熱烈な趣味を持っている人から、その趣味について学んでいる。

数年後にはあらゆるジャンルの専門家になっているであろう。

会話が成立しない人と、無理矢理会話をしているのもまたトレーニングだ。

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