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ゴールを決める話


2021.11.22

朝礼で話したもう一つの話。

自身のこれまでの経験から得た一つの考え方。

自分自身を変えるきっかけになると思っている。


2つのゴール

※GOALを決めることではない

生活していく上で『ゴール』と聞いて何を思い浮かぶだろう。

大きく分類すると以下2つではないか。

①達成する、手に入れる
②終了する、クリアする


①は目標を達成する
といったゴールだ。

スポーツをやっている人だったら
・全国1位になる
・甲子園に出る
・あの相手に勝つ

といった目標を設定する。

スポーツ以外でも
・コンクールで金賞を受賞する
・受験に合格する
・好きな人と付き合う

人生において常にではないが、その時々で目標を設定していくものだ。

目標を掲げ、それに向かって頑張っている瞬間にこそ大きな価値があるのだ。



ふと高校時代の恩師の言葉を思い出した。

年中夢求(ねんじゅうむきゅう)
人生に夢があるのではなく、
夢が人生を創る。

目標や夢を持つことがいかに大切か。

達成できなくても、それに向かって頑張ったプロセスがいかに大切か。を教えてくれた言葉。


この目標をゴールとすることも日常に変化を与え、人生を刺激する1つの方法だ。


一方、②はある期間で終了するといったゴールだ。

・学生最後の大会
・卒業式
・志望校の試験日

といったように、何もしてなくても終わりがあること。

別に目標や夢がなくても時間が経てばゴールする。

嫌なことも終わりが来る。楽しいことにも終わりはある。

人生は『生から死』まで続くが、その節目節目に必ずいくつかのゴールがある。

短いスパンで『スタート⇨ゴール』の繰り返しである。


結果と時間のゴールの違い

①、②のゴールはどちらも存在する。

この2つのゴールのポイントとなってくるのが
①⇨結果 ②⇨時間 である。

どちらもゴールとして設定できるが

①は結果として表れないとゴールには決して辿りつかない

②は時間が経てば必ずゴールに辿り着く

この『結果』と『時間』が与える影響こそ

人を大きく変えてしまうのである。

それはプラスにも、そしてマイナスにもだ。


結果のゴールが与える影響

ゴールを目指すプロセスって貴重だ。

ただ、それ以上にゴールしたときの達成感や幸福度が与える影響って大きい。

目標を掲げ、結果を残せた時は全てがプラスの影響を与える。

ただ、結果を残せる人ってごく僅かであるのが現実。

人に与えている影響を考えた時、

結果が出なくても、そのプロセスはプラスになったと捉える人もいるが

頑張っても結果がでない辛さ
頑張っているときの過度のプレッシャー
そして、目標に対しての他人からの圧によるストレス

によって、生まれるマイナス要素は少なからず存在しているのである。


時間のゴールが与える影響

種類は違えど、どのゴールにもゴール時に感じる幸せは存在する。

日常生活に目を向けた時

目標を掲げず、ただ仕事をしたりスポーツをすることはできる。

でも、そこには心境の変化は何もない。

そんな中、時間のゴールは意識するだけで誰にでも作れる

そして、その意識は心境の変化に何かの影響を与えることにつながる。

今月末まで頑張ろう。
あの試合まで頑張ろう。

自分の中だけで時間のゴールを設定する。

大切なことは目標のゴールは設定しないこと。

そこにはマイナス要素もあるから。

『ただ頑張る』ことだけを掲げたゴールというのは、心境を変えるきっかけを与える。

終わりのない努力は難しいが、頑張る期間さえ決まっていれば、人は頑張ることができる。

そして、ゴールした時の達成感や幸福度はその人にとってプラスの影響を生む

結果が出なくても、振り返った時に心から頑張ったと思れば良い。

自己満』でいいのだ。

ここには、他人からの指示はないし、達成しないといけないプレッシャーもない。

マイナス要素は限りなく少ないのである。


結果<時間


目標を掲げて結果をだす。

結果のゴール設定は多くの人が指示し続けている。

でも僕が伝えたかったのは、時間のゴールを決めることである。

何度も言うが、人間ずっとは頑張れない

いまの組織にいる人たちも、ずっと頑張ることは不可能。

ただ現実は、頑張ることすらしない集団。

営業世界のサイクルが無限ループとなり、今この瞬間に活気がない状況を作ってしまう。

だから、何かのきっかけを生むために、考え方を変えるアクションを起こした。

今の上司は、『目標数字を決めろ』『今月残りどれくらいやるか』といった結果のゴールのことしか言わない。

その効果はマイナス要素しかなかった。

だからこそ、もう一つのゴールもあることを気づかせ、頑張る期間を作ることを伝えた。

結果なんてどうでもいい。ただ、自分で頑張るゴールを決め、振り返った時に自身の活動を賞賛できるかだけ考え活動しよう。

結果のゴールはマンネリ化した集団には何も心境の変化を生まないが、

時間のゴールは一人一人のマインドを変えるきっかけになる。

そして、時間のゴールまでの頑張りは、数字につながらなくても、何かを生む要素にはなる。


大人になればなるほど、意識しないとゴールは消えていく

目標を掲げて頑張ることも人生だが、

自身の何かを変えるきっかけは、時間のゴールを作ることで改善できる。

僕は冬休みまでとりあえず頑張る。

来年のことはそのあとでいい。

1年間頑張り続けることは不可能だが、あと1ヶ月なら頑張れる。

だからみんな1ヶ月だけ頑張ろう。

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