日記 2021/03/28

少し前から「細野晴臣と彼らの時代」を読み進めているが、面白い。登場するのが第一線の人たちばかりだから面白くないはずがないが、ちょっとしたエピソードが結構印象に残る。

細野さんの最初の記憶は2歳くらいらしく、その記憶というのがハイハイして最初に立ち上がった瞬間らしい。ハイハイしている頃のことを覚えているというのは珍しいような気がする。細野さんの、他人の記憶ではあるが、最初に立ち上がった瞬間と言われると、その光景が鮮明に思い浮かぶのが不思議だ。僕は自分が立ち上がった瞬間のことは覚えていないが、鮮明に思い浮かぶのは娘の立ち上がった瞬間を見たからかもしれない。

少し前のTravelling Without Movingでも最初の記憶の話になっていたが、だいたい最初の記憶というのは2歳から3歳くらいが多いのだろうか。

僕もこの前帰省した際に最初の記憶の話をすると、僕は2歳半くらいのことだったようだ。僕は3歳くらいかと思っていたが、事実を確認するともう少し早かったらしい。幼稚園入園当日のこと入園後のことはところどころ覚えているが、入園前の記憶はその最初の記憶しかない。その最初の記憶も飛行機の中に乗っているときのことで、家の中での最初の記憶は、おそらく弟が産まれたときのこと。まぁ、それでも2歳8ヶ月頃のことか。

娘は同じ2歳8ヶ月。言葉も達者になってきた。記憶に残るからという理由で接し方が変わることはないけれど、残るかもしれないと考えると少し責任感が増すような気がする。

今日、娘は僕のことをめんどくさくないよ、と言ってきた。めんどくさくないよとわざわざ言われるのも気を使われているようで申し訳ない気持ちになる。そういうところがまためんどくさいのだろう。


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