日記 2023/10/09〜2023/10/15

2023/10/09

今日は昨日から延期となっていた運動会。予定よりも1時間遅れの開始だった。

曇り空だったが、Tシャツ1枚で少し肌寒い程度の天候で、ずっと過ごしやすく、運動会日和であった。
娘はかけっことパラウェーブの2種目と、保護者と共同のお手玉割りの計3種目の参加だった。

かけっこでは、練習で一度も1番になったことがないと言っていたのだけれど、本番では序盤は3番目だったが、最後のコーナーで一気に抜き去り1番でのゴールだった。順位はさほど大切なことではないのかもしれないが、ゴールしたあとの娘の充実した表情を見ると、練習では一度もなかった1番になれたことは一つの自信になったことだろうと思う。

パラウェーブはみんなとリズムを合わせて、とてもきれいなウェーブができていた。

お手玉あては僕が参加。参加時間は5分に満たない程度ではあったが、他のお父さん方ともコミュニケーションを取ったりして、チームでお手玉を割り、そして散らばったお手玉を片付けた。

今年は年中としての参加ではあるが、年少々から通っている幼稚園なので、真ん中の学年というよりも上の学年という意識があるように思う。そして、3年一緒に過ごした年長の園児たちが運動会で活躍する姿を見るのも今年が最後かと思うと寂しくなった。多くが別の小学校で、今後行事ごとで見ることもないだろう。もしかしたら中学でまた一緒になるかもしれないが、それは少なくとも7年後。気づけば、年長組と一緒に過ごせる時間もあと半年もない。縦割りのクラスなので、年長が卒園することは娘にとっても大きな出来事のはずで、年長の園児たちの姿を見ながら、幼稚園の残り時間に思いを馳せずにはいられなくなった。

運動会が終わったあとには、知り合いの年長の園児たちの保護者の方々とも話をした。
運動会が終わる頃に晴れ間が出てきた。いい運動会だった。

それからは、娘が外でボールを使って遊びたいと言ったので、一旦帰ってすぐに準備して公園へ。公園内にあるレストランでランチを食べ、ボール遊び。娘がなかなか帰りたがらず、家に帰宅したのは18時。今日はずっと外にいたようだった。疲れたが、いい1日だった。

2023/10/10

昨日は大濠公園のボートに初めて乗った。福岡に住み始めて10年以上経過し、何度もボートに乗る人たちを横目で見ながら半ば羨ましいと思いながらも、実際に自分が乗ることはなかった。舞鶴公園でたらふく遊び、まだ遊び足りないと言う娘を説得して何とか公園からは離れたが、帰り道にあるボートを指さして、「これに乗りたい」と急に言い始め、もっと遊びたい娘の気持ちも分かっていたし、運動会で頑張った姿を見ていたので、受け付け終了ギリギリの時間ではあったが、3人でボートに乗ることにした。

ボートは真ん中にハンドルがあり、左右に座る人がペダルを漕ぐ。もちろん真ん中は娘で、僕と妻は漕ぎ担当だ。

ボートの運転自体はさほど難しくないと思っていたが、そんなことはなく、車の運転よりもずっと難しかったのである。なんせ風や波に流されるから、ハンドルをまっすぐにしてもまっすぐには行かないのである。まっすぐ行くためには、ハンドルを右へ左へぐるぐると切らなければならなかった。右に向かうにも漕ぐスピードとの調整が必要になる。途中からまっすぐに行くことは諦め、他のボートにぶつからず、浅瀬の方にさえ行かなければいいと思って、自由にハンドルを握らせ、時々僕が調整した。

大濠公園を歩きながら池を見たことは数え切れないくらいあるが、池の中から公園を見たのは初めてのことでとても新鮮だった。景色が大きく変わることはないが、歩いている人や走っている人たちを見ていると、鴨がぷかぷかと浮かびながら遊歩道やランニング道へと視線を向けている姿が思い浮かび、そうか彼らはこんな感じで見ているのかと思った。僕らは水に濡れることがないので鴨の気持ちになることはできないけれど、鴨のことが少しだけ分かったような気がして、あぁだからボートは鳥の形をしているのかと一人納得した。ちょうど陽が落ち始めていた時間帯でもあったので、夕焼けがとても綺麗で、また風も心地よかった。途中からハンドルを任された娘は次第に興が乗ってきて、椅子の上に座って半ばダンスのように運転をしていた。BGMでiPhoneからNewJeansを流して、それがまた景色とも合って、本当に気持ちが良かった。


ボートは30分1,200円とそんなに安い値段でもないが、冬になれば乗れなくなるし、乗りたいと言うのもいつまでかわからないから、また時間を見つけて乗りに行きたいと思った。

2023/10/11

運動会の日は本当にいい一日で、だから1日分の日記では書ききれない。

運動会後に行った大濠公園内のレストランで、セットドリンクにクラフトコーラの選択肢があって、妻が先にそれを選んだので、コーヒーと迷ったのだけれど、僕もクラフトコーラを飲んでみることにした。最近クラフトコーラを耳にすることはあるのだけれど、実際にそれが何なのか、通常のコーラと何が違うのかは全く知識がなかった。いい汗を掻いたから、炭酸を飲んでスッキリできればいいという程度だった。

運ばれてきたクラフトコーラは、ほぼ透明の液体だった。底に黒い物が沈殿していて、それがコーラなのかと思ったのだけれど、見た目だけではとても美味しそうに見えない。普通のコーラの方がずっと美味しそうに見える。グラスの縁にはレモンが挟まっていたが、まずはレモンを搾らずに飲んでみる。レモンを見る度に、ドラマ「カルテット」でのレモンの不可逆問題が頭をよぎる。しかしその通り、レモンをかけたら最後、レモンをかける前の状態に戻すことはできず、不可逆なのである。

底に沈んでいる沈殿物をかき回し、ゆっくり飲んでみた。口に入った瞬間に、スパイスの香りが一面に広がる。あらゆるスパイスが入っているようで、とても豊かな味わいだ。美味しいというだけでは良い足りない、感動的な美味しさがそこにはあった。

たまに行くバーの中に、スパイスウイスキーを出す店があるのだけれど、そのコーラ版というのか、酒がない炭酸版という感じだった。スパイスウイスキーがこれまた美味しく大好物なので、それに近い味わいのクラフトコーラはまさに追い求めていた味だった。

結局、クラフトコーラのどこが「コーラ」なのかはよくわからないけれど、マテ茶以来の衝撃の出会いだった。

これなら家でも飲んでみたいと思い、Amazonで調べてみると、たくさん商品は出てくるが、カルピスのように薄めて飲むタイプなのか、瓶に入った値段高めのものが多い。レストランで出されていたものは、よく見てみるとスパイスらしきものがたくさん浮いていたので、そこで作られているのかもしれない。

さらにネットで調べてみると、クラフトコーラは自分でも作れそうなことが分かった。

スパイスを用意して、調合さえ間違えなければそう難しいものでもなさそうだ。まずは用意して、これから試してみたいと思う。

2023/10/12

数日前からポール・オースターの「サンセット・パーク」を読み始めた。ポール・オースターの作品の多くは読んでいるが、「サンセット・パーク」はずっと積ん読になっていて、ようやく読むタイミングができた。

「サンセット・パーク」と同日に、就寝前に読む用の小説として舞城王太郎の「私はあなたの瞳の林檎」を読み始めたのだけれど、いずれの小説にも「The apple of my eye」のフレーズが出ていた。イディオムなので小説内にこの表現が出ていても何らおかしくはないのだけれど、舞城王太郎が日本では馴染みのないと思われるこの表現をわざわざ出していたから印象に深く残っていて、それを読んだ直後に「サンセット・パーク」でも出てきたので、おーこの表現知っとるぞ、知ったばかりだぞとなった。

「サンセット・パーク」は野球に関することがたくさん出てくるのも嬉しい。野球選手の固有名詞がたくさん出てくるところなんかは「ユニヴァーサル野球協会」を思い起こさせるし、さらにまたこれも偶然なのだが図書館で平出隆の「ウィリアム・ブレイクのバット」を借りていて、このエッセイ本には野球にまつわる内容がてんこ盛りなのだが、レギュラーシーズンが終わったばかりの今にあっては、野球の何かに出くわすたびに嬉しくてたまらなくなる。

「サンセット・パーク」はあまりに面白く、すぐに読んでしまいそうだ。ポール・オースターの小説は文体のドライブ感やフックがすごいので、時間を忘れてどんどん読み進めてしまう。これは舞城王太郎の小説にも言えることだけれど、だからもったいなくて、常にポール・オースターの未読の本を残しておきたい気持ちがある。読み終えてしまうだろうことが、今から名残惜しい。

ポール・オースターは確かいま癌で闘病中のはずだ。彼の治療がうまくいくことを祈りたい。

2023/10/13

ホークスは結局3位に終わったが、勝つべき試合に勝てずに他力本願での2位を目指す状況だったのだから、3位の結果に終わったことは受け入れるしかない。勝つべき試合で勝てずに、大事な試合に限ってグダグダというのか、見所があまりない試合をしてしまうのは、今季のホークスを象徴しているように思う。シーズン終盤こそ、井上の台頭や、川瀬の活躍もあったが、それも栗原や牧原が怪我したからで、でなければ井上は出てこなかったかもしれないし、川瀬の出番も少なかっただろうし、もっと言えば周東の9月の活躍だってなかったかもしれない。昨シーズンは若手の抜擢があり、彼らの活躍もあって観ていてワクワクした試合も多かったが、今季は終盤になるまでそういう試合が少なかった。

ホークスは先発も野手も高年齢化が進み、明らかに世代交代を目指すべき時期にきている。だが、実力でベテランを控えに追いやるほどの若手が出てこないのも確かで、だから今行われているフェニックスリーグ始め、秋季キャンプやドラフトは重要になってくる。今の楽しみは秋以降のオフシーズンだ。

とはいえ、3位であってもCSに進んだのだから、最後まで応援を続けたい。アウェーでの戦いにはなるが、チャンスは大いにあると思う。残り数試合あるだけありがたい。

さて、今夜は焼肉を食べに行く。外で焼肉を食べるなんていつぶりのことだがわからない。

2023/10/14

昨日は焼肉玄風館へ行った。ぼる塾の田辺さんが玄風館の焼肉のタレを使っていると知って、それ以来気になっていた。一緒に行ったのは、ぼる塾ファンの同僚と、辛いもの好きのかつての同僚。今年のcircleに一緒に行ったメンバーでもある。

あらかじめ予約をして行ったのだが、店に着くと予約した席以外は全て埋まっており、予約していて正解だった。店はまさに焼肉屋という感じで、肉を焼く音とも相まって店内はとても賑やかだ。店内にいる誰もが声のボリュームが一段階上になっているようで、必然、僕らも声量を上げて話さざるを得なかった。

僕はもともと焼肉はあまり得意ではない。肉自体は好きなのだが、焼肉屋のタレとの相性があまり良くないようで、3,4枚食べるだけで満足してしまう。だから誰かを誘って焼肉屋に行くことはないし、もちろん家族で焼肉屋に行くこともない。今回はおそらく10年ぶりくらいの焼肉屋だったのだ。寺門ジモンの番組やYouTubeチャンネルを見るのは好きなので、部位の名前は聞いたことはあるが、実際に食べた機会がほとんどないのでどれを頼めばいいかもよくわからない。僕はキムチだけを頼んで、肉のオーダーは他の2人に任せることにした。

で、肝心の肉だが、期待していた以上に美味だった。そもそも焼肉が得意ではないのでさほど大きな期待はしていなかったのだけれど、タレが抜群に美味く、タレが変わるだけでこんなにも違うのかと驚いた。あのタレであれば何枚でも食べられる。

タレは辛さを選べるのだが、一番辛いものにした。それでも辛すぎることはなく、ちょうどいい辛さで、焼肉と絡めると本当に美味い。これは癖になると3人とも口を揃えて絶賛した。

あとは、昨日は健康診断以来初の外食ということもあって、酒も解禁した。それまで韓国ドラマを観まくっていて、チャミスルがよく出てきたのでチャミスルを飲みたくて仕方がなかったのだが、果たして1日で1本飲めるかわからず、頼むか迷った。が、結局、焼肉の美味さもあって誘惑に勝てず、ビールを1杯飲んだあとにチャミスルを頼んだ。

僕からするとそこそこ酒を飲んだので二日酔いが心配だったが、夜中に何度か目覚めはしたものの二日酔いは全くなかった。体調にもよるだろうが、ビール1杯とチャミスル1本であればちょうどいいくらいだとわかったことも収穫であった。

しかし玄風館の焼肉は本当に癖になりそうで、この日記を書いている今もまた食べたい気分になっている。家からも徒歩で行けるところにあるので、また近いうちに必ず行くことだろうと思う。

2023/10/15

クライマックスシリーズ第1戦。ロッテの先発は佐々木朗希だったのでかなり厳しい対戦になるだろうとは思っていたが、佐々木朗希のストレートもフォークもえげつなく、打てる気配がほとんどなかった。佐々木朗希は3回で替わったものの、その後のピッチャーも手強く、柳田のホームランで一矢報いただけだった。スチュワートはコントロールに苦しみ、もっともそれは彼の課題で今年少しずつ改善してきてはいたのだけれど、昨日は加えてストレートの走りも本来の彼のものではなかったように感じらられた。初回にホームランを打たれ、その後も追加点を奪われ、結果的には完敗。

今日の対戦に繋がるとすれば、柳田のホームランと、相変わらず川瀬が良い仕事をしていることくらいか。あとは投げるかは分からないが、ヘルナンデスが良いピッチングをしていた。ヘルナンデスは残ってくれるのであれば来シーズンの活躍も楽しみだ。

昨日は負け、周東も怪我と苦しい状況ではあるが、今日負けたら今年の試合はもう終わり。1試合でも長く見たい。今日こそはなんとか勝ってほしい。有原だから大崩れすることはないことだろうから、打線が繋がることを祈るのみ。そう、最後の試合になるのかもしれない今日の試合は、楽しみながらというよりも祈りの気持ちで観る。酒を飲みながら。

今日までAmazonプライム感謝祭で、反応が悪くなっているAmazon Echoと、あとは電動歯ブラシを購入した。電動歯ブラシはずっと気になっていたのだけれど、感謝際で安くなっていたので試しに買ってみた。一度も使ったことがないので、届くのが楽しみ。

というわけで野球。

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