日記 2024/09/02〜2024/09/08 Leí una novela en español por primera vez.

2024/09/02

 ついに今日から幼稚園再開。昨夜、娘は少し億劫そうな顔をしてはいたものの、夏休みの間、何度か幼稚園が恋しいとも言っていたので、億劫というだけではなさそうだ。今朝は僕とほぼ同じタイミングで起き、スッキリした顔をしていた。

 先月末は在宅での業務が続き、今日は数日ぶりの出社だった。これからしばらく出社が続く。朝はずいぶんと涼しくなり、歩くのも快適になってきた。今日は日傘はいらなかった。真昼はまだまだ暑いが、夕方になるとまた涼しくなる。もう夏も終わりだ。移り変わりの美しい季節となるが、夏が終わることに寂しさを覚える。とはいえ、まだまだ台風はやってきそうで、暑さとは別に油断ならない季節ではあるのだけれど。

 出社するとなると問題となるのがランチで、ランチはどこも高く、コーヒーを飲みたいことからドトールでミラノサンドイッチを食べるのが定番になっていた。ただ、今朝はミラノサンドイッチと似たパンを食べたこともあってミラノサンドイッチを食べる気にはならず、今日はあんぱんを買って食べてみた。それでもお腹いっぱいになった。栄養は偏るかもしれないが、デスクワークだしそこまで食べる必要もないというのか、お腹が空くわけではない。ミラノサンドイッチは週一くらいにして、これからはあんぱんやクイニーアマンなどで済ませても良さそう。

 月初なので今日は忙しくなるかと思いきや、そうでもなかった。帰りも歩いて計1時間の運動。行きはNHKのスペイン語ラジオ、帰りはBOOK READING CLUBを聴く。特に何もない平和な一日。野球もないので、娘が寝たらAmazonのロードオブザリングを観ようと思う。

 スペイン語教室で借りたスペイン語の小説は最初のチャプターだけ単語の意味を調べたが、先生が勧めた読み方の通り、残りは一度も辞書をひくことなく読み終えた。わからない単語も多かったが、内容は半分以上理解できたかと思う。理解ができたからと言ってスペイン語が上達したわけではないが、薄い本でも一冊読み終えたことは一つ自信になった。きっとこれからもスペイン語で小説を読むことは続けられる。一旦読み終えたので、これからもう一周して単語の意味と文法構造と向き合う。これは時間がかかる作業になりそうだが、楽しみでもある。単語と文法構造を確認したらもう一周。明日はスペイン語のレッスンは休み。来週までにあと二周。頑張りたい。

Me voy a esforzar!

2024/09/03

 スペイン語教室で借りた薄い小説を一度読み終え、今度は単語や文法構造を確認しながら読んでいく。こういうときにChatGPTは便利で、単語をタイプして意味を調べるのもそうだが、一文をまるっとタイプして、単語と文法構造を表にして解説するように頼むと、分かりやすい形で説明してくれる。活用する前の動詞の原形も示してくれるから本当にありがたい。Discordでグループになって日本語を勉強するスペイン語話者の人たちも、画面共有でChatGPTを使い、みんなで日本語の構造を確認しながら勉強していて、この使い方はいいなぁと思っていた。

 で、勉強の間、誰か入ってきてくれたらスペイン語も使えるかと思ってmusicaのボイスチャンネルに入ってJockieで音楽を流していた。何回も曲を打つのは面倒だったので、一人の間はon the cornerやbitches brewのエレクックマイルス期の長めの曲を流していた。その後、パスコアールへと変えたところでアメリカ人の音楽仲間が入ってきて、それからピンポンが始まった。僕がジャズを流していたので、今日はジャズの感じだねと言って、ジャズのピンポン。それからメキシコ人の、今日初めて出会った人も入ってきて、3人でピンポン。メキシコ人の彼はAdoが好きらしく、ジャズときどきAdoのような楽しいピンポンとなった。あるとき、メキシコ人の彼がAdoを流したあとに、アメリカ人の彼が急にYOASOBIのアイドルを流して珍しいものだなと思っていたら、彼は日本語に興味を持ったのは言語そのものの興味深さもあるが、YOASOBIのアイドルに出会ったことも大きいと言っていた。そうなのか、そんなことこれまで聞いていなかったから少し驚いたが、YOASOBIは海外のフェスにも出ているし、海外でも人気があるのだなぁと改めてYOASOBIの世界的な存在感の凄さを感じた。

 今日も新しい音楽をたくさん知った。名前は知っていてもあまり聞いてこなかったジェイコブ・コリアーやルイス・コール。前回も流していたが、今回も数曲ずつ流していて、格好いい音だなぁと思った。特にジェイコブ・コリアーのDon’t you know?は、彼の人生を変えた曲だったとのことできちんと聴いてみようと思った。彼が「m!p Don’t you know Jacob Collier」とタイプして、これを僕は質問と勘違いして「I know him, but I haven’t heard the music that much.」と返してしまい、それでも優しい彼はコミュニケーションを続けてくれたのだけれど、途中でそれが曲名だったのだと気づいて謝った。僕が抜けていただけだが、曲とコミュニケーションを取っているようで面白い気分になった。あとはThe Chick Corea New Trio、Pat Meheny Group、Jacob Mann Big Band、Jesus Molinaなどあまり聞いてこなかったミュージシャンばかり。今回はいいピンポンとなったように思う。

 2人きりでピンポンをしていたときにはなかなか学習が進まなかったが、一度単語と文法構造を理解して読み進めると、当たり前だが内容の理解が深まり、単語や文法構造を意識しながら読むことでさらにいい勉強になった。一度辞書を使わずに通しで読んだ経験があるから、そこでは理解できていなかったことがはっきりする。わからなかった経験があるからこそ、覚えやすくなる。しかし驚いたのは、Nivel 1 の一番簡単なレベルの小説でありながらも、接続法が出てきたことだった。接続法はまだ学習の段階に入っていないが、小説にもなると接続法が出てくるのは当たり前のことだということだろう。今年中には接続法の学習にも入っていきたい。

2024/09/04

 ChatGPTの力を借りながらスペイン語の小説を辞書なしで読んではわからなかった単語や文法構造を調べていって概ね順調にはきているものの、なぜそこでこの言葉が使われているのか不明瞭な箇所があって、Discord上で尋ねてみた。わからなかった箇所というのは、探偵ものの小説であるにもかかわらず、突然 Que equipo!と出てきたところで、equipoというのはチームの意のはずで、その後チームの話は出てこず、果たしてそれが本当にチームの意味なのか、それとも文脈上、他の意味があるのか自力ではわからなかった。

 Que equipo!が出てきた前後2ページを画面共有で見せて一緒に読んだのだが、ペルー人の友人もはっきりとはわからず、Puede que esté relacionado con algo que mencionen después. Personalmente pienso que lo dijo repentinamente. (その後に言及されるものに関係しているかもしれない、個人的には突然そう言っただけではないか)とのことだった。

 今回のははっきりとはしなかったが、言語問わず文脈によって意味が変わるというのはよくあるはずで、意味が一意ということばかりではない。それが小説を読む上では難しいところで、だからこそ面白いところではあるのだが、いくらChatGPTの力を借りようとも、全文をまるッと投げない限りはコンテクスト上の意味は明確にはわかり得ない。でも、これは楽しかった。どんどんスペイン語で小説を読んでみたい。いつになるかはわからないが、マジックリアリズムの小説をスペイン語で読んだらどうなるのだろうとも思う。翻訳で読んでも混乱することもあるのだから、原文で読んだらさっぱりわからないのだろうか。原文で読んだ方がすっきりわかりやすいということもあるのかもしれない。何年後になるかはわからないが、待ってろよ、マジックリアリズムという感じである。

 幼稚園が始まって、寝付きが悪かった娘も昨夜はすぐに寝ていた。なんだかんだ疲れるのだろう。運動会の練習もまもなく始まるのか、もう始まっているのか。4年間通っている幼稚園の運動会も今年が最後、と考えると今から寂しい。そんなに大きい幼稚園でもないし、縦割りのクラスなので、娘だけでなく他の学年も応援しがいがあった。いろんな子の名前を叫ぶ。がんばれー。それも今年が最後かと思うと。卒園までのイベントは全て今回が最後になる。年長になったときからわかっていたことだけれど、陽が落ちるのも早くなり、涼しく、秋めいていくにつれて、そのことへの実感が強くなってくる。しかし、これからしばらくは遊びやすい季節だ。いつまで一緒に遊べるかわからない。できるだけたくさん遊びたいと思う。

2024/09/05

 妻が幼稚園に娘を送り届けると、娘は幼稚園の門で号泣していたらしい。もう年長だからと妻は放っておいて、園の中の事務所で用事を済ませようとしていたが、そこまで泣き声が聞こえていたとのこと。夏休みは長く、娘も幼稚園に行って友だちと会いたいと言ってもいたし、実際に幼稚園を楽しんではいるらしいが、登園するときだけはセンシティブになるようだ。年長で泣いているのは娘だけのようで、それもそうだろという感じではあるが、しばらくすれば慣れるだろう。幼稚園もあと半年もない。同級生のほとんど、もしかしたらみんなかもしれないが、小学生になると別々になる。三軒隣に住む子も別の小学校。我が家のあたりでちょうど区域が分かれるのだ。付き合いが続く友だちもいるかもしれないが、最後まで幼稚園を楽しんでほしいと思う。

 昨日のホークス戦はホームランも3本出て、大関も2点に抑えて9回まで進み、松本が抑えてこれは勝ちだろうと思っていたら、トラブルがあったらしく松本が1人投げただけでまさかの降板、交代したルーキーの大山がセーブできず、そしてその後の岩井も抑えることができなくて結局6点を取られ逆転負け。9回裏に大逆転されるような試合は滅多になく、昨年のCSだったか、「なんちゅう試合」がトレンドにあがった延長戦で逆転されたあの試合以来のことかもしれない。こういった試合はショックが大きいもので、しかも松本は登録抹消らしく、オスナに代わって抑えを務めていた松本までもいなくなるとなれば誰が抑えを務めるのか。藤井は怪我で、津森は調子を崩して抹消中。尾形は2軍。ルーキーに抑えをさせるわけにもいかない。ヘルナンデスになるのだろうか。ヘルナンデスでも務まるとは思うが、一度抑えに入ったときに失敗した記憶があるので不安はある。ここにきてチーム状況が思わしくない。が、このピンチをどう乗り越えるのか見守っていきたい。

2024/09/06

 引き続きスペイン語の小説を読む。

 単語や文法を確認しながら二周目をしているところで、一周目とは比較にならないほど時間を要しているため途中小休憩を挟みながら作業を進めているのだが、会社の小休憩時にしばらく開いていなかった手元にあるキクタンの入門編を開いてみたところ驚いた。調べた単語の多くがキクタンの入門編にあるものだったのだ。文法は受動態や過去形、接続法などの現時点でスペイン語教室では習っていないものが多く出てくるもののの、単語に関しては確実にNivel 1であって、単語の勉強をおろそかにしていなければ、ここまでChatGPTに頼る必要もなかっただろうと思う。やはり一にも二にもまずは語彙力なのだと実感した。

 しかし一単語一単語、一文一文を検討しながら読むと本当に時間がかかるもので、骨のある作業ではある。文の構造をつぶさに確認しながら読むこと、それは精読というのかもしれないけれど、そうして読むことで得るものはやはり大きいと感じている。チャプター1を除いて辞書なしで読んだ一周目には読み終えたことそのことに一種の手応えを感じたものだが、精読していくと理解不足が多々あったことが認められ、しかしそれを解消し、またさらに反復して読んでいくと確実に語彙が記憶に刻み込まれ、理解が深まっているように思う。単語はキクタンに出ていたものではあるが、小説にある文章として何度も読むと、キクタンよりも記憶に残りやすい。だからといって単語を学習しないエクスキューズにはならず、学習は進めないといけないのだけれど。単語は単に日本語の意味として覚えるのではなく、どう使われるかということを数多くの文章に接しながら把握していくことを同時並行でやっていくことが大切だということだろう。だから、これからも自分のスペイン語のレベルにあわせた小説をどんどん読んでいきたい。

 精読という点でいえば、日本の小説でもここまで一文一文確認しながら読んだことはないように思う。再読することはあるが、精読は大学以来していないかもしれない。思想、哲学書であってもどこまで読み込めているか。学び始めの外国語で何かを読むことは、読むことそのものへの意識もあげてくれるような気がする。

 今年も残り三ヶ月。スペイン語で読むものも含めると、小説はそこまでの冊数は読めないだろうし、現時点で読みたいものだけでも三ヶ月では足りないだろう。この機会に、今まで挫折したような、もしくは新しい哲学書に挑戦してみるのもいいかもしれない。

2024/09/07

 僕の誕生日で、特にその必要もないのだがなんとなく休みを取り、そしてなんとなくの予定を立てていたが、昨日からまた風邪気味の娘は昨夜うなされながら寝ていて、起きたときにはやはり熱を出していた。その予定はすべて取り消しとなった。予定といってもレストランで少しだけ贅沢なランチを食べ、その後は本屋で欲しい本を買うというそれだけのことだったのではあるが。
 朝は昨日のうちに近所のパン屋で買っていたシナモンロール。近所のパン屋でありながらも、これまで食べた中でもダントツで一番好きなシナモンロールで、コーヒーと食す。Es muy rico.
 
 昼過ぎまではDiscordでスペイン語の言語交換を行い、それはいつも以上に楽しく実り多いものであった。3時間くらい話していた。
 終わって僕はメキシカンレストランに行ってテイクアウトでブリトーを、妻と娘にはその近所のモスバーガーでハンバーガーを買い、家で食べた。娘は食欲はあった。
 
 その後はホークス戦。スチュワートがいいピッチングをして今日こそは勝ってくれるかと思ったら逆転負け。これで4連敗だ。終わった時点で17時だっだが、逆転負けに悶々とし、このまま一日を終えるのは嫌だと思い、そこから天神に向かうことにした。ホークス戦終わりの人たちに巻き込まれそうだったので徒歩で。ジェイコブ・コリアーやBOOK READING CLUBを聴きながら、仕事に行くときよりも少しゆっくりめに歩くと、気持ちが晴れてきた。いい天気で、陽も落ちてきていたので暑くもなく、そして赤く染まった空は美しく、歩いていていつも以上に気持ちがよかった。ジュンク堂へ行き、ボラーニョの「野生の探偵たち」の上下巻、娘に絵本「バナナじけん」を買った。スペイン語コーナーに立ち寄ったら、「スペイン語の世界」が面白そうで、その場で図書館で借りられるか確認して借りられる状態だったので予約した。
 夜はスリランカカリー。店員さんがとても愛想よく、サラダを山盛りにして持ってきてくれたのだが、昼のブリトーがまだ腹に残っていてそれだけで腹一杯になった。が、ヌードルカリーもまた美味しかった。たくさん汗をかいた。
 
 スパイス漬けの誕生日となった。

2024/09/08

 娘の風邪はまだよくならず。昨日は一度は39℃まで上がって少し顔色が悪かった。今日は熱は37℃程度まで下がったものの、まだまだ咳がしんどそう。今日娘の友だちのバレエ発表会に行く予定だったのだけれど、もちろん行くことはできず。家でゆっくりと過ごす一日となった。

 というわけで今日も僕は家でホークス戦を観る。4連敗している中で、今日の先発は松本晴と武内。松本晴は中継ぎに戻っていいピッチングをしていたので期待できそうだが、問題は打線で、ここ数試合なかなか繋がっていない。しかもホークス打線は武内を得意とはしていない。そんな中どうなるかと思いながら観ていたが、松本晴はナイスピッチングでどんどん三振を奪っていった。で、心配だった打線は今日は良いところで甲斐が先制のタイムリーを打って2点先制。ただ、そこからもビッグチャンスを作ったものの、チャンスを生かせず無得点で、途中1点差まで追い上げられた。前回中継ぎと抑えが打たれたことを考えると追加点が欲しいところだった。8回裏になってようやく追加点を奪い、周東のすんごい守備もあって杉山がなんとか抑え、ヘルナンデスは今日は危なげなくセーブをあげた。快勝とはいかず苦しい試合ではあったが、連敗ストップしたこと、そして若手の活躍もあっていい試合だった。オスナも今シーズン中には復帰できそうとのことで、この耐えどきに若手の底上げがあれば、CSに向けてチームは強固になりそう。
 
 Discordでアメリカ人の友人と行ったピンポンで衝撃を受けたジェイコブ・コリアーをここ数日じっくりと聴いている。もちろんアルバムによってテイストは異なるが、どれも多種多様でありながらポップで聴きやすく、聴き飽きることがない。YouTubeでライブ映像を観てみたところ、すごいエネルギッシュで、一曲の間にドラムを叩いたり、ピアノを弾いたり、電子ピアノを弾いたり、歌ったりとステージ上を走り回っていて、そこでまた衝撃を受けた。ジェイコブ・コリアー自身がとても楽しそうにしているのがいい。近いうちに、娘が元気になったらすぐにまた一緒にライブ映像を観たいと思う。


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