『聞く力』を鍛えるためには?

リスニング・発音練習が出来たら、会話の練習です。

でも、その前にとっても大事なことがあります。

『聞く力』です。→リスニング力じゃないですよー

会話は一方的な話だと成立しません。

日本で英語を学ぶと、リスニング力や文法、スピーキング力(単に話す力)は鍛えられますが、コミュニケーション力はなかなか鍛えるのが厳しい状況かと思います。

留学経験者の方は、他の国の生徒さんがメチャメチャ質問してきたり、『なんで?どうして?どうやって?』とやたら食いついてきたりしませんでしたか?

その人の性格にもよりますが、英語を話す国の人は特に、『Why?やHow?』等具体的な部分に関心があります。

これは会話を楽しもうとしてるからです。

例えば下の2つのパターンで、

(1)
A: I forgot watching the TV show last night.

B: Oh, really? That's too bad.

(2)
A: I forgot watching the TV show last night.

B: You did? Why? It was excellent, though.

(1)と(2)ではどちらがより会話っぽいでしょうか?
簡単に言えば…どちらが会話が続きそうですか?

(1)の会話は英語としては全く問題ないのですが、その後会話が続きにくい形で終わってしまってます。あまりその話題は興味がないのですかね?

ネイティブスピーカーはその辺についても割りと敏感で、興味がなければそれを露骨に表すので、会話を続けたいのかそうでないのかをそれで見分けることもできます。

シドニーのとある国際交流会で、私とオーストラリア人2人と日本人1人、香港人1人のグループがありました。最初はみんな初めて話す相手なので、当たり障りのない会話をしてましたが、その内日本と香港の子は孤立してしまいました。

英語に自信がないのもあったと思いますが、オージーの人たちが色々質問しても、うなずくだけだったり、自分のことしかあまり話さなかったりだったので、飽きられてしまったんですね~私も話をたくさんふったりしましたが、ダメでした。

自分のことを英語で話すのはとても大事なことですが、相手の話に興味をたくさんもって、色々聞く力をつけるのも、それ以上に大事なのです。

5W1Hを使いこなせ!

でも何をどうやって聞けばいいのかってわかりませんよね?

私が実践していることは、疑問詞を使った文をちゃんと使うことです。

中学校の時に習いましたね?
そうです、Why, What, Where, When, who, Howで始まるやつです。

特に『Why』『How』『What』『Where』は英会話で役立ちます。

『I broke my leg yesterday.』
『Why?』『Where?』『How did that happen?』

これだけ興味を示してれば、相手も話したくなりますよね?

英語は完璧でなくてもいいので、これはぜひ使えるように練習してみてください。

日本ではうざがられるくらいがっつく方が、海外ではいいのです。

聞く力を磨くためのおすすめ

こればっかりは、一人で練習するのも限界があります。

ぜひ外へ出てやりましょう!

【英会話倶楽部】

英会話を学びたい人が今はたくさんいます。
そんなニーズに応えて、日本には英会話倶楽部や勉強会がたくさん開かれています。1回ワンコインで参加できるものもありますので、ぜひ参加してみましょう!同じ目的の人が集まるので、質問もしやすいです。

【アイリッシュパブや外国人が集まるバーに乗り込む】
今や外国人観光客はうじゃうじゃいます。

みんなお酒好きですし、そういうところに行けば、会話も弾み、活きた語学の勉強ができること間違いなしです。

もちろん、ネイティブ以外の人もたくさんいるので、どうやって英語を勉強したのか、どんな会話が好まれるのか?等、たくさん質問してみましょう。

※注意
人種や政治、国籍に対する偏見等の話題は本当に仲良くなるまでは避けた方がいいです。中にはそんな話が好きな人もたくさんいますが…お酒の席だとトラブルになりかねません。

自分から率先して質問をして、また自分のことも話ながら、コミュニケーション力を鍛えましょう!

思いやりを忘れないでくださいね。

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