お風呂は子どもと一緒に入らなくてもいい

2年前からの子育て面での進化というか、スキルアップのひとつとして、子どもとの入浴がある。2年前の冬頃、当時住んでいた伊勢で、親を相手にした講演会に行ったことがある。「託児付き」という言葉に惹かれ、内容はさほど期待せずに行ったのだった。そこでの質疑応答で、「(当時)5歳と3歳の子どもとお風呂に入ろうという時、『入りたくない、後で』と言うから待っていても、後になると『やっぱり入りたくない』と言い、『入らなくてもいいよ!お母さんだけ入るから』と言うとそれはそれでブチ切れる。どうしたらいいのか」と質問した記憶がある。無理やりお風呂に入れようというのは、2歳を過ぎたころからはもう虐待の様相になってしまう。なるべく無理やりはしたくないのだが、一緒に入るタイミングを探ってうまくいかないとこちらが疲弊してしまう。(以前書いたブログ参照

だから、一緒に入らないことを日常とした。一緒に入らないと、頭や体を洗ってあげることができない、ということはない。私がTシャツ姿で途中参戦し、頭や体を洗うのを手伝い、そのまま出ていくことができる。そう考えると、もし一緒に入っていたとしても、私だけ先に出て、あとから(服を着る途中で)Tシャツ姿でもう一度浴室に入り、頭体を洗ってあげることができる。

この考え方だけでどれだけ楽になったことか!一緒に出なくていい!お風呂遊びに延々と付き合わなくてもいい!私だけ先に入ってもいい!

子どもと、常に歩幅を合わせて生活することの窮屈さが、知らず知らずに積み重なっているのだな、と思う。ご飯を一緒に食べる。それはいいとしても、食べ終わるのを見守るのも時にはストレス。せめてお風呂だけでも、親としても「自分のペース」を保てる時間があるのは、私にとっては大事なことだったと気づかされた。とくに今のような冬場は、お風呂から出る時間をずらして各自しっかり体をふいたり着替えをしたりすることで、風邪をひく恐怖も和らぐ。おすすめです。

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