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龍戦記ドラグーンソール

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特撮大好き少年の巽川龍介が、見ていた特撮ヒーロー「ドラグーンソール」になって、闘う。好きな人の桂優香を守る為。少年は、闘いの運命に呑まれていく。全24話 完結済み
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2016年8月の記事一覧

ニチアサ対抗シリーズ 龍戦記 ドラグーンソール

ニチアサ対抗シリーズ 龍戦記 ドラグーンソール  第一話:太陽の龍戦士 ドラグーンソール誕生 夕焼けの勇気 深夜1時15分。それは誰もが眠る時間。しかし、テレビやネットでは、24時間で映像情報を垂れ流し続けている。例え、嵐が吹き荒れようと。雷が天を引き裂こうとも、映像情報を垂れ流している。 そんな時間に、テレビ新聞には載っていない戦いだけの特撮番組が毎週放送されている。 その番組の名前は「龍戦記 ドラグーンソール」だ。 番組の筋書きとしては、真紅の龍戦士に変身したド

龍戦記 ドラグーンソール 第2話「首なしライダー、現る!」

 ドラグーンソールの第6話が放送された朝。巽川龍介と犬飼豪が電車通学をしている。 「いやぁ~今回のは、初めて武器使ったな。ソールソードか。今の平成ライダーじゃあ武器を使うのが当たり前だけど肉弾戦のドラグーンソール方がよかった気がするな」 「そうかな? 俺はどちらでもいいような気がするけど」 「おいおい。男なら、拳と足で攻めるのが常識だろう?」  いつものように特撮談義をしながら、高校のある駅まで暇を潰す。 「お? 桂さんじゃないか。声を掛けない…」  か?と言いか

龍戦記ドラグーンソール 第3話「ルーガルー登場」

龍介は、週末にホビーショップ高幡に足を運ぶと豪と店長の修二がドラグーンソールの話題で盛り上がっていた。 「いやー、本当に存在するとは思わなかったぜ! 少年時代に憧れていたヒーローは絶対にいると信じていた気持ちが蘇ったよ」 「そうですよねー! いやぁ早く次のドラグーンやらないってくれないか? 店長! 次のガレキは何にするんですか?」 「ああ、九尾の狐との一騎打ちを再現しようと練っているんだが時間がかかるからな。キックで決めたのは昭和ライダー世代にとってはうれしい展開だった