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「ありがとう」、夜の独り言

世代を越えた僕のボルダリング仲間で、彼が中学生の頃から仲の良い同級生達や彼の家族全員で、6年前の大会の初開催から、そしていまもなおDA MONDE TRAILというローカルなトレイルランニング大会をスタッフとして支え続けてくれている新城に生まれ育った若者が、この春から名古屋の大学生となった。そもそもそうした彼の成長自体がとても嬉しいことではある。

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…が、そんな彼がなんとこの春からロードバイクを買って乗り始めたらしいことをSNSで知った。自転車云々なんて話を僕が彼に言ったり、強く勧めたことも、ましてや「やってみようよ、楽しいよ」なんて誘ったことも一度もない。それに、それはそもそも自意識過剰な発想で、そうした彼の興味の始まりに自分たちの活動の影響がどれだけあったかということも、そもそも全くわからない。けれど例え自意識過剰であったとしても、僕らのような変わった大人の活動を多感な中学生のころから眺め、関わることで、どこかでそうした多様な活動がしっかり次世代に繋がってる気がしてなんだかとても嬉しく、感無量な気持ちになった。

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彼がその大学でのキャンパスライフと共に、ボルダリングにしても、サイクリングしてもライフスポーツとしてまずは思い切り楽しんで、その結果としてそうしたアクティブで素敵な時間を通してこれから多くの人にその魅力を伝え「ひと」「こと」「もの」を新しく繋げて欲しい。スポーツだけでなく、新城若者議会でも活躍したはまちづくりもスポーツでも知らず知らず僕自身とも多くの繋がり、共通項を持つ。何でもどんどん楽しんで周りの人と繋がり、新城の魅力と楽しさを彼自身が体現しているローカルヒーローとしてどんどん羽ばたいて欲しい。彼のような人が思ったように活躍できるように支え、理解し、可能な限り支援することが僕らの世代にできる、これからの大きな役割のような気がする。

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そんな彼のそんな新しい挑戦のことを知り、こんなことを思った昨夜、日付の変わる頃…なんだかありがとう、真意はどうであれ僕はとても幸せな気持ちだ。いろいろと、そう、まだまだきっとそんなに捨てたものではない。

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Photo by dsk24(Daisuke Kitagawa)

活動の初期、第2回大会の頃の写真。こんな写真が収められたアルバムを開き久しぶりに見返してみると、みんな若く、そして子供達は大きく成長したことに気づく。そして僕も若かったが、彼らのためにもまだまだ僕らも頑張らねばならない。そして彼からから見ても魅力的でかっこいい大人であり続けなければならない。

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そう、僕は僕自身の在り方がこれからを支え未来を作っていく彼がらが「いいなー」と感じたり、憧れたりしてもらえる存在であるだろうか?彼らに何かを問われた時、大人としての話を聞いたり、考え方を提案したり、一緒に挑戦する行動力を持っているだろうか。僕らも彼らと同様、もがき続け、自問自答し続けなければならない。

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