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区切りをつける、吹き込む春の風

5月は税金の月でダモンデとして様々な税金を納める。一年に一度、額が確定し、きちんと払い終えると「あー、今年もなんとかなったなー」と安堵する。法人化して3期目、活動してはや6年。うーん、やればなんとかなるものだ。スタートアップの前、筧さんと色々話していた時が懐かしい。

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よくも悪くも、どんなことでもこうしてひとつひとつ区切りをつけていく。いまだに僕はここで楽しさを繋いでいくような役割を皆さんからもらっている。そしてこんな風にまたひとつ区切りを納めると、次にはまた新しい風が吹き込んでくるもので、活動のステージで新しい登場人物が現れ、本当に春の爽やかな風のような新しい可能性を提案してくれたりする。ひとつおろせばひとつ新しい風が入ってくる、と、言ったような清々しさだ。ここ新城に広がる新しい景色が少し見えた気がしてとても嬉しかったし、そのビジョン(のようなもの)に共感し、共鳴しあえることが何より嬉しかった。そのダイナミックさや互いの呼吸に呼応しあう感じというのは、やはり人と人は対面でのコミュニケーションが何より楽しいと言わざるをえない。

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夜には実家にて久しぶりに家族で夕食の時間を囲む。気づけばずいぶん歳をとった母は母なりに -今でも仕事に出て社会と繋がっているからだろうけど- 色々思い悩むことはあるらしく、日々の話をしっかり聞かせてもらった。歳を重ねても悩みがあるのは良いことか悪いことかはわからないが、それもまた人たる由縁だろうし、何よりどれだけデジタルになって様々な価値観が変化したとしても、人が悩む本質のようなものはいつの時代も変わりがない。だからこそいつの時代になっても心の拠り所としての宗教とか哲学とか倫理だとか、「どのように考えるのか?」みたいな考え方の基本みたいなものは永遠のテーマなのだろう、人として。ただ歳を重ねた母と年齢の差があっても生まれてからは同じだけの時間を重ねてきた子としての自分自身が、様々な考え方を学び、経験し、相手の心に響く言葉や新しい視点を提示したりして「話せて良かった」と言ってもらえる相手になったことは、子としても一人の大人としてもとても嬉しい。

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やはり大切なのは心通うコミュニケーションであり、その喜びに変えられるものはない。社会の中でそうした人たちがいて役割を与えてもらい、またひとりの家族として家族のそうした支えとなれることは分断と利己主義が加速するこの時代においてとても幸せなことであると感謝せざるをえない。そう、今日は素敵な一日だった。そして明日は山の中へ。明日もきっと良い日になる。

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