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スポーツの魅力

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自転車競技やトレイルランニングなどを通じて考える様々な角度からスポーツの魅力について。自身が選手としてはもちろん、大会オーガナイザー&大会を支援する側としての視点、何よりそのスポ…
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

変わらないもの、変わりゆくもの

僕は愛知県の北東部に位置する奥三河というエリア、自身も暮らす新城市で年に二回トレイルランニングのローカル大会を主催している。規模としては各大会毎に参加者関係者で1000名ほどの規模のものだ。 ■DA MONDE TRAIL webサイト 都市部のイベンターが地方を間借りして大会を運営するのではなく、地域発、地域密着型の活動として活動し、行政連携、地域連携、新たな地域ネットワークや活力を生み出しながら6年が経った。 しかしこの春からの世界を覆う緊張と非常事態の中、春の大会

大会と共に育まれるもの

大会を開催して6年になる。大会当初は自分たち自身も、その暮らしや環境がこんな風に良くも悪くも大きく変化するとは思ってもなかった。そういう点ではたった6年だが、まだまだ時代は穏やかで、自分たちもそれなりに若かったのかもしれない。 そんな大会の歩みと共に、その傍にあった子供たちの姿。まだ6年間といえども、年に1度を基本としている他の大会とは違い、私たちの大会、集いの場は春と秋の年2回、それはまるで地域のお祭りのように、その暮らしの隣にDA MONDEがあり、大会とともに成長して

Run for Joy

昨夜【2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn】というエントリーにてこの秋、10月25日に予定している2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn 開催の是非について書いた。自分自身が大会事務局としてかなり葛藤した決断で、大会のwebページに掲載する文章にも悩んだ。以下原文のまま紹介させていただく。 【2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn 開催の是非について】 2020 DA

夏の終わり

夏の思い出を作りに大切な仲間たちと日帰りで、少し特別な場所をのんびりと自転車登る旅に出た。標高2000mを超えるそこに吹き抜ける風、空の色、雲の造形。全ては夏の終わりに通じ、また季節がひとつ変化しようとしている。人と人を繋ぎ、経験に勝る財産はどこにもない。 こうした仲間たちがいて今の自分が自分らしくあることが何よりの幸せである。大切な一日をありがとう。

印象的な、象徴的な朝

「やっぱ朝っすよ」という近所のトレイルライダーの声に引っ張られて、5時に起床する。体は全く動かないけれど、前日から出発の準備してあるので、ごそごそと着替えを済ませ、ヘルメットを被る、MTBに跨り、合流しのんびりと走り出す。 朝日を見ながら坂を登る。ほとんどウォームアップにならないところからの6㎞のオンロードの坂はMTBには少々きつい。坂を登りながら東から朝日がじわじわと昇ってくるのを背中に感じる。 朝日を浴びながらのパドリングでもがくサーフィンの気分はこうしたものなのだろ