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私の仕事 自殺防止(12)

はじめに


皆さんこんにちわ。他者支援のプロ ラングめぐみです。
人生の冬を過ごす方々と共に歩いてきました。日本及びドイツでお子さん、病気の方、高齢者の方の心のサポートをしてきました。
現在他者支援のプロによる元気が出るコーチングをモットーにボイスマルシェで活動しています。

米国アンガーマネジメント協会公認アンガーマネジメントファシリテーター及びACC公認NLP Neuro Linguistic Programmingライフコーチです。

ラングめぐみの自己紹介


はじめてこの記事に来てくださった方、どうもありがとうございます。
私の紹介はこちらです。宜しければお読みください。



またいつも見て読んでくださる方、今日も本当にありがとうございます。

今日のテーマ 自殺防止

さて今日は現在の仕事の一部であるボランティア仕事の自殺防止について書きたいと思います。

前回の記事はこちらです。


何回か一般医にむけて自殺について書かれたWHOの報告を紹介しています。

今回は前回のまとめと質問について

書きます。



まず実際に私たちが自殺したいとおもっている人への間違いについて前回までのまとめも含めて書かれています。

✖自殺について語る患者は滅多に自殺しない。              〇自殺する患者は普通前もって何らかのサインを発している。自殺をするとほのめかすような場合は真剣に受け止めるべきである。

✖患者に自殺について質問すると、かえって自殺行動を引き起こして
しまう。
〇自殺について質問するとしばしばその感情に伴う不安感が和らいでいく。患者は安心し、理解されたと感じる。

このサインをどうやって見つけることが出来るかが自殺防止の最大の課題です。実際簡単ではないことですが、このサインを見分けることが本当に大切です。

そして勇気をもって自殺について話すことが大切です。

こうして話すことによってどのくらいその人が本当に自殺をしそうか分かります。

実際にどう質問するべきかここではいかに例が挙げてあります。

どのように質問すべきか
希死念慮について質問することはけっして容易ではない。徐々にその話題に入っていくほうがよい。以下のような質問をしていくとよいだろう。
􀁺 「悲しいのですか? 何もできないと感じているのですか?」
􀁺 「すっかり絶望してしまったのですか?」
􀁺 「毎日が耐え切れないと感じているのですか?」
􀁺 「人生が重荷になってしまったと感じているのですか?」
􀁺 「生きていても仕方ないと感じているのですか?」
􀁺 「 自 殺 し た い と 感 じ て い る の で すか?」

いつ質問をすべきか
以下のような内容の質問をすることが重要である。
􀁺 相手との信頼関係ができあがったとき。
􀁺 患者が自分の感情を進んで話そうと思ったとき。
􀁺 患者が絶望感や無力感といった否定的な感情について話し始めたとき。

さらにどのような質問をするか
自殺したいという気持ちを患者が抱いているという事実だけを確認しただけですべてが終わるわけではない。希死念慮がどれくらい強くて、自殺の危険がどれくらい高いかを確認するためにさらに質問していか
なければならない。患者がすでに自殺の計画を立てていて、その方法まで手に入れているかどうかを知ることは重要である。銃
で自殺するつもりだといっても、銃を手に入れる方法がなければ、自殺の危険は比較的低い。しかし、計画をすでに立てていて、具体的な方法(たとえば、薬)を手に入れている場合、あるいはその方法がすぐに手に入るような場合は、自殺の危険は高い。
押し付けるような感じや強制的な感じを相手に抱かせないようにして、さらに詳しく質問していくことが重要である。暖かく相手を思いやるような態度で、医師が患者に共感を抱いていることを示しながら質問する。以下のような質問が含まれるべきだろう。
􀁺 「人生を終わらせようとする計画をすでに立ててしまったのですか?」
􀁺 「どのようにそれを具体的に実行する計画がありますか?」
􀁺 「薬、銃、殺虫剤などを手に入れていますか?」
􀁺 「いつその計画を実行に移すつもりですか?」

このように具体的に聞くことが大切です。そしてある程度実行するものが持っている場合は自殺する可能性が非常に高いので、すぐ対処することが必要になります。



注意
• 表面的には改善したように見えるときがある。不安焦燥感が極めて強かっ
た患者が、自殺を決行することを決意してしまい、その後、表面的には落ち
着いて見える場合があるのだ。
• 否認。深刻に自殺について考えているにもかかわらず、そのような考えを意図的に否定する患者もいる。

この注意は知っておかなければいけないと思います。

実際いろいろ自殺するものが揃っていて、落ち着いて見える場合がある。こういう時は特に危険です。

そして深刻なのに笑顔を見せているという場合もあります。




今日はここまでです。

ラングめぐみからのお知らせ


記事を読んで頂きありがとうございました。

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