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私史上最高!末端冷え性対策。履く湯たんぽのススメ

冷え性の救世主

こんにちは、ハサミです✂

12月も下旬。身体が冷える季節ですよね。この時期は、全身が芯からあったまる、お風呂の時間が楽しみでたまらなくなります。

ちなみに私はアーユルヴェーダでいうところのヴァータ(風)の性質が強く、身体が冷えやすいタイプの人間です。自分が何タイプか知らない人は、アーユルヴェーダのドーシャ診断(体質診断的なもの)をすると自分の身体の特徴が分かるのでオススメです。

※アーユルヴェーダとは……インド・スリランカ発祥の伝統医療。 サンスクリット語の「生命科学(アーユス/生命・ヴェーダ/科学)」という意味。

体質診断はネットで検索するとすぐに簡単な診断テストが出てきますよ。例えばこちら↓

さて、本題です。今年は冷え性で縮こまっていた私に救世主が現れました。

そう、それこそ ”履く湯たんぽ” さまです!

冷え性の悩みを共有する知人から教えてもらって、去年の冬の終わり頃に買ったのですが、ついにこの子の出番がやってきました。お手並み拝見と思ってこの1か月くらい、冷え込む日に使っていたのですが、めっちゃイイ!

世の冷え性女性はみんな一度は体験したほうがイイ!と思います。使い方は簡単で、電気ポットでお湯を沸かして(もちろんヤカンでもOK)お湯を入れて履くだけ!感覚としては足湯に浸かっている感じです。

暖かさはだいたい1~2時間くらい持続してくれますが、たぶんたいていは30分もすると身体がぽかぽかになって履いていられなくなります。それくらい、身体が芯からあったまってくれます。温めているのは足だけのはず。なのに全身ぽっかぽか!

エアコンなど部屋全体を温める系の暖房器具は、意外に顔はほてるけど、末端は冷たいまま…みたいな経験ありませんか?履く湯たんぽはその末端の血をあっためてくれるので、それが全身に回る感じです。

履く湯たんぽで身体があったまると、しばらく外にいても身体があったかいままなので本当に冬が動きやすくなります。たぶん、筋肉も緩まってくれるので肩こりとか、そういうのも少し軽減してくれているんじゃないかなと思います。(素人の見解なので悪しからず)

履く湯たんぽのデメリット

履くとこんな感じ

私は割と無敵では!?と思う履く湯たんぽですが、結構好き嫌いが分かれるのも事実です。履く湯たんぽのデメリットはずばり!

歩いているときにジャボジャボする!

靴型の風船にお湯を入れたやつを履いている感じなので、歩けるのですが、池の中を歩いてるみたいにジャボジャボします。私は軽い運動にもなっていいじゃん、と思いますが、嫌な人はイヤだそうです。

脱いだり履いたりするのはラクチンなので、歩く音が気になる人はパソコン仕事するときだけデスクの下で履く、がベストアンサーかもしれません。

あとは、初期コストが少しお高いです。私が使っているクロッツのものが、楽天でだいたい12000~13000円くらいです。私はメルカリで買って8000円くらいでした。くるぶしまでのタイプと長靴タイプがありますが、くるぶしまでの短いタイプで十分だと思います。

そのほかの暖房事情

うちには床暖はなく、エアコンも空気が乾燥したり、環境負荷が気になるのでほとんど使っていません。代わりに小さい電気ヒーターをつけています。履く湯たんぽなしだと、さすがに電気ヒーター1つでやり過ごすのはきついなと感じますが履く湯たんぽさえあれば生きていける気がしています。

履く湯たんぽの前は普通の湯たんぽをお腹のあたりに抱えて、毛布で腰全体を巻く感じで腰をあっためて生活していました。これでもいいはいいのですが、やっぱり足先をあっためるまでに時間がかかって、それまで縮こまっていなければいけないので、△でした。

「最低限の努力で最大限の効果を」

ということで、今日は冷え性の同士に激オススメの履く湯たんぽのご紹介でした!

便利で超あったまる!のも紹介する理由の一つですが、裏の理由はこの方が身体にも地球にもいいと思えるから。

制作コストなどを考えると一概に環境にいいと断言できるものではないかもしれませんが、1~1.5リットルのお湯を沸かせばそれだけで体全体があったまり、ゴミも出ない。そしてたぶん何年も使える。

そういう意味で、最小限のエネルギーで最大限の暖をとれて無駄もない、という意味でパーマカルチャーの原則、「最低限の努力で最大限の効果を起こせる」にも合致します。

エアコンなどは大きい機械動かして電気使う割にあったまるまでに時間がかかったり、ある程度長い時間つけ続けなければいけないことに、不便さを感じます。ローテクな履く湯たんぽは、そんな私の趣味嗜好にあったデザインだったのです。

豆知識:そもそも日本の住宅に暖房はあってない

木造建築が主流で、夏が蒸し暑い日本では「住まいは夏をもって旨とすべし。」と考えられています。そのため、夏に湿気がこもらないよう、風が通るような設計がされているので、日本の古民家などの冬はとても厳しい寒さになります。そんな日本の暖の取り方は歴史的に火鉢やこたつなど、「採暖」方式だったと言います。採暖とは、人がいる場所だけ局所的に暖ためて、そこから直接、「暖」を採ることを指します。

反対に、石造りで高気密に設計されているヨーロッパ系の住宅では家全体を暖める「暖房」が採用されています。これは、石には温まりにくく冷めにくい性質があり、一度温まれば熱が逃げていきにくいという性質があるからです。

つまり、暖の取り方は本来、その地域の気候、文化、住居の在り方によって違うものなのです。日本でエアコンがあっても、なかなか温まりにくく冷めやすい家はきっと、木造なのにも関わらず暖房方式を採用してしまっているというデザインの不一致によって起こっている問題です。

文明の発展やグローバル化によっていろんな便利なものが開発され、世界のいろんなことを知れるようになっていますが、それを安易に取り入れることでその地域にあった大切な知恵や文化を見落とし、その恩恵を受けられなくなってしまうこともあるのだな、ということを感じます。

私たちの暮らしは、ひとつひとつ見直していくことでいかようにも変化させていくことが出来るもの!まずは、暖の取り方から考えてみませんか?

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