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ワタシアップデート

最近は、価値観が変わったり新しいことを知ったりすると「アップデート」(価値観のアップデートとか知識のアップデートとか)という言葉を使うらしい。元々コンピュータみたいな機械に使うもので、人間に使うものではないと思うけど、こういう新しい使い方はなかなか慣れない。

そんな私の「アップデートしなきゃなあ」と思ったこと。

年末にコンタクトレンズを替えた。私は20年ぐらいハードレンズユーザー。1年に1回替えるべしと言われながらも貧乏性で、無くしたり壊したりしない限りは使えるまで使っていた。

何年か前に「定額制」を勧められた。10年ぐらい前に、何度交換してもコンタクトレンズにアイシャドウの汚れが付いて取れなくなって困ったことがある。その頃の苦い思い出から、定額制を選んだ。

私という人間は、ツイてないときはとことんダメで、短期間にレンズを落としたりケースごと無くしたりする(アホだ…)。汚してたときも、すごく気を付けていたのにダメだった。そのうち汚れなくなったのは、レンズ自体の性能が上がったのだろう。

なので、保険のつもりで定額制にしたんだけど、1年を過ぎるとコンタクトレンズ屋さんから「交換に来いよ!」と頻繁にメールが届くようになった。私は貧乏性。まだ使えるし…。と、思っていたら片方を落として無くした。

悲しいことに、無くしたと思っていたものが出てくることもあって、過去に落としたものの後日見つかって取っておいたレンズを緊急的に使い、コンタクトレンズ屋さんに向かった。

お医者さんに驚かれた。「もったいなーい!!」。いやもう、貧乏性なんす。まだ使えるし、もったいないし。でもポンコツだから半年のうちに3回失くすぐらいのことは絶対しちゃうから…。

いまはねー、ソフトもハードもそんなに垣根がないんだよと語るお医者さん。私は少し乱視で、ハードは矯正してくれるからという理由で使っていたけど、乱視用のソフトも安くなって来たらしい。目のためにもレンズの交換しないとダメだよと叱られた。

ふむふむと聞いていて思った。ああ、1yearレンズだと思えばいいのか。アボは、覚えたての言葉を使った。「ああ、価値観のアップデートをしないといけませんねえ」。お医者さんは、なんともいえない表情をしていた。

アプデ話はつづく!

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