【参加レポ】認知症サポーター養成講座の社内開催✨
こんにちは!ライフケア・ビジョンの三宅です。
弊社は有料老人ホーム「はっぴーらいふ」シリーズを大阪府を中心として27施設運営しています。
先週わたくし三宅は、「はっぴーらいふ池田」にて開講された認知症サポーター養成講座を受講してまいりました。
なんと、講師ははっぴーらいふ池田のT施設長。オフの日は中学校などの学校や企業向けの認知症サポーター養成講座のキャラバン・メイト(講師)として活動を行っています。
今回ははっぴーらいふ池田で働く介護スタッフ向けに講習を開講。介護サービスの合間を縫っての講習ですが、当日は7名の参加でした!
【認知症サポーター養成講座の様子】
認知症の高齢者は来年2025年、高齢者の5.4人に1人が発症するといわれています。(厚生労働省より)
認知症の基本的な症状を勉強することで、認知症の診断を受けた方に対して差別や偏見を持たず見守り支えることについて広く学びました。
私自身、認知症の方と関ったことがなく、双方向に心地よいようなサポートの手法は知りませんでした。これから身近に当事者がおられた際、そっとサポートできたらと思います。
終了後、T施設長に少しお時間を頂戴し、お話をお聞きしました✨
T施設長はなぜ認知症サポーター養成講座のキャラバン・メイトに?
T施設長「前職はグループホーム※で働いていました。介護スタッフの中にはベテランの社員もいれば、未経験での入社の方、一週間の中で二日だけ働いてくださるパートさんなど、様々な人がいます。
グループホームで働きながら認知症ケアを実践するのではなく、最初から基礎的な知識を持ってから働いてもらった方がみんな働きやすい環境づくりができるんじゃないかと思い、社内で講習を行うキャラバン・メイトの活動を始めました。
今日の講座でもお話したとおり、認知症の方は判断力の低下で選択肢が多いと困ってしまうんですね。「晩御飯は何が食べたいですか?」と聞くのではなく、「お寿司にしますか?ハンバーグにしますか?」と2択にして選んでいただく方が答えやすいんです。
認知症について少しでも理解することができれば、介護サービスや、普段の生活の中に落とし込むことができることが増えると思います」
※グループホーム(認知症対応型共同生活介護施設):認知症の高齢者が在宅に近い生活スタイルを尊重しながら共同生活することができる施設のこと。
はっぴーらいふ池田で講座を開催してどうですか?
T施設長「2024年4月から、認知症サポーターとは別の資格ですが認知症介護基礎研修が無資格の職員に義務化されます。池田では全員取得していますが、このタイミングで認知症サポーター養成講座を開催することで、認知症への理解を深めて欲しいと思います。
それと合わせて、まだまだこのはっぴーらいふ池田というのは地域に認知されてないというイメージがあります。
このキャラバン・メイトの活動で様々な人とお会いしますが、「(はっぴーらいふ池田が)そんなところにあるんや!」とか、「知らなかった」と言われることが多いですね。地域社会の一員として、このはっぴーらいふ池田を認知してもらえるように、この活動をしていきたいと思っています」
※認知症介護基礎研修:認知症介護の入門研修のこと。
最後に、今後のキャラバン活動について教えてください。
T施設長「今後は施設スタッフも巻き込んで活動を広めていきたいですね。キャラバン・メイトの活動は行政の方と一緒に行うことが多く、行政や地域の他事業所の方と連携しながら行うもので、とても重要な役割です。訪問介護のサービス提供責任者や、介護リーダーにも手伝ってもらえるようにできればと思い描いています」
T施設長ありがとうございました!
おまけ
認知症サポーターである証明のカードと撮ってもらいました