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がん3大治療を受けて

わたしは
2021年10月 直腸がん診断

同年10〜11月 放射線治療・化学療法

同年12月 直腸・肛門摘出&人工肛門造設

2022年2月〜2023年2月 抗がん剤治療

経験ありの42歳男性です。

今回はがん治療についてお話しますね。

がんの3大治療は

化学療法(抗がん剤服薬+抗がん剤点滴)

放射線療法

手術療法

があります。

わたしは3つとも経験しました。



まあ、どれも大変です。
でもそれに見合う効果もあります。



化学療法

化学療法は手術前に行いました。

ゼロックス療法という方法でした。

オキサリプラチンという点滴と

ゼローダという内服薬をのみます。

オキサリプラチンはなかなか大変でしたよ。

点滴当日は朝から採血、受診、医師の許可を得る、点滴という順番で半日以上、病院に缶詰です。

そして副作用も出やすく、点滴直後は手足のしびれ(冷たいもの触ると痛い)、喉の感覚異常(冷たいもの飲めない)、1〜2日後に吐き気、嘔吐、倦怠感で動けなくなりました。絶食状態が3日続き、私の場合は中止になりました。

一方、内服薬ゼローダは若干の倦怠感や嘔気がありましたが大丈夫でした。


放射線治療

放射線治療も手術前でした。

放射線科の医師がわたしの状態に見合った放射線量を考えてくださり、

放射線技師さんがピンポイントでがんに照射してくれます。

わたしは一週間だけでした。

まず、準備は放射線を当てる部分にマジックでマーキングされます。

これは放射線治療期間、消さないでくださいと言われます。

実際の放射線治療は一回20分程度、痛くも痒くもありません。

で、こちらも副作用が4、5日後にやってきました。

腸炎です。

これはやばかった。

座る、立つなど身体を起こすと強烈な便意、
そして排便時には脂汗と絶叫するほどの腹痛がありました。

わたしゃ、がんよりもこっちの痛みで死ぬわ、と思いました。

そんなこんなで化学療法&放射線治療で

ほぼ寝たきりジジイになりました。


でもですよ!がんが小さくなったんですよ。


これで手術の準備は整ったようです。


手術療法

手術2日前に入院、ストーマの位置決め、絶食、麻酔医からの説明、なんだかんだで忙しく過ごし、いざ手術日に。

朝方、歩いて手術室へ。

手術台で寝そべり、程なくして麻酔でおねむに。

7時間後、覚醒。

さむい、さむい。

身体は動かない。

そこからストーマ管理に慣れたり

体力を戻したり

お尻の縫い目を抜糸したり

痛みが治まるまで待ったり

腸閉塞や胃痙攣になったり

で、術後2ヶ月半で社会復帰。


術後化学療法

術後再びの化学療法がはじまったのは

術後一ヶ月。

手術後の病理診断でステージはⅢbとのこと。

リンパ節転移は4箇所。

術部断面は電気メスで焼かれたためがん細胞の確認はできず。

この一年は

局所再発、その後は転移が懸念されます

ということで、1年間は

化学療法が必要とのことでした。

点滴は副作用が強いのでなくなりました。


現在、4クール目かな。

副作用は

体力が減ること、胃痛が起こること。

突然、電池が切れるように身体が動かなくなります。寝れば治ります。

点滴がない分、副作用は少なめかとは思いますが、フルタイムではたらく自信はなくストレスも考慮して非常勤勤務になりました。

現治療でがんはどうなるかなー、なくなるかなー。

と、いうのが3大治療という感じです。

治療ははじめて尽くしで怖かったですが乗り切れるもんです。

辛ければ医療職が助けてくれました。

家族も力になってくれました。

これからもがんとのお付き合いは続きますよ。


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