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間欠的自己導尿は痛いか

わたしは2024年8月中旬から手術の影響で『間欠的自己導尿』となりました。

仙骨(背骨の一部)を削ったのが原因のようで滅多にならない自力でおっしこが出せない状態『尿閉』になったのです。

わたしはストーマ(人工肛門)もあるため、排せつ方法は二つとも特殊人間となりました。

今回は『間欠的自己導尿』が慣れてきましたのでその方法や感想を書きますね。どなたかの参考になれば幸いです。

まず、『間欠的自己導尿』は自力排尿が出ない方が行う『排尿方法』です。

尿意

ありません。

方法

こんな感じです。

管を尿出口から差し込み、膀胱まで到達させます。

すると、管の先端から尿が出る仕組みです。

テクニックはいりません、さしこむときくらいでしょうかね、気をつかうのは。

一旦、さしこんだあとは、管をどんどん奥へ入れていきます。

すると膀胱に到達してくれます。そして勝手に尿が出ます。


尿量

1回の排尿で300mg~400mg程度です。

一般的に『尿意』は200~300mgで感じるそうですので、ちょっと多めにためてから排出という感じですね。

500mgくらいまではためられるそうですが身体には良くないそうです。


頻度

わたしの場合は一日3~4回(6~8時間おき)です。

朝昼晩、一回ずつというイメージですね。


痛み・感覚

今は全く痛くもかゆくも気持ち悪くもありません。

最初は痛いというより気持ち悪かったです。



おそらく尿管をカテーテルが通る感覚は『何も感じない』はずなんです。

あ、

手術後の留置カテーテル(尿路カテーテルを挿入したまま過ごす)後は

尿管が傷ついていて『痛い』ことがあるのでは、と思います。

現に留置カテーテル抜去後の自力排尿時は非常に痛みを感じますので。


話がそれましたが基本的に尿管に感覚はないため、『気持ち悪さ』は心理的なものが多かったように思います。

また排尿後の『膀胱』を締め付けるような軽い痛みを大きく感じていたようです。


トータルしますと『痛み』『不快感』はほぼありません。安心しても大丈夫だと思います。


習得までの期間

『間欠的自己導尿』、わたしは習得まで2日程度(5回程度)でした。

そんなに難しくはありません。

消毒も仰々しくするわけではありません、ウェットティッシュで拭く程度ですし。

一番、難しいのは『おっしこ出口にカテーテルをさしこむ』ことです。

これもすぐに慣れますが。こちらは『痛いかも』『気持ち悪いかも』という心理的ストレスが高く最初は疲れました。

費用

私の導尿カテーテルは1セット30本で7260円、1本242円。

わたしは排尿一回につき242円かかるわけですね。

で、医療保険がききますので

自己負担1セット30本2178円です。

1日 3本
10日 30本(1セット)
30日 90本(3セット)

商品代:一か月3セット21,780円
→ 一か月自己負担(3割):6,534円

無料で排尿できていたのが、一か月に6500円かかるんですね。


不思議

カテーテルは固くも柔らかくもない、ゴムに近い材質の管です。

そんな管をさしこんだ際に尿管を突き破らずによく膀胱まで到達するなと思います。


ちょっと面倒なこと

外出時に『導尿セット』を忘れると焦ります。

それがないと尿がたまり病気になってしまうからです。

わたしは導尿カテーテルを大きめのトートバッグに入れています。

折り曲げもあまり良くなさそうですので。


また、

早めに寝て朝になると膀胱がおそらくパンパンになりますので、定時にいくことがベターです。

寝落ちし、夜中起きた際は必ず導尿するようにしています。


そして

時々、『出』が悪いことがあります。そのときは『がんが膀胱を圧迫しはじめてきたのか』と焦りますが、カテーテルの深さで大抵は解決します。


といったところで、間欠的自己導尿のお話はおしまいです。


これから自己導尿されるみなさん、ご不安かと思いますが

案外早いうちにそのご不安を乗り切ることができると思います!






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