ストーマあるある、早く言いたい
わたしはオストメイトといいまして
↓のようにお腹の左側に赤い穴が開いとります。
これがストーマ(人工肛門)てやつで、こっから『うんち』が出るわけなんですねぇ。
でも…うんちが垂れ流しになるので
こんな袋(パウチ)をつけてます。
ドーナツの穴にストーマを合わせます。
めっちゃ強い粘着力のシールで貼るんですよ。
こんな感じで。
2021年に直腸がんで、肛門とサヨナラしたので、お腹から排便することになったのです。
ストーマ(人工肛門)あるある
おならが勝手に出る
制御不能、静かなレストランで音がするのでは?とソワソワするかも。わたしは静かなレストランに行くことはないので大丈夫。
うんちも勝手に出る
もちろん、服を着ているため見た目はわかりません。
匂いもまったくないですよ。
ないのかな?わたしが感じないだけ?
「あれ?なんかうんち臭くない?」と言われたことはないので大丈夫だと思います。
気がつけばこんもり袋がはち切れそうになっいる
油断してると、うんちで袋(パウチ)がパンパンになっていることがあり焦ります。
健常であれば直腸に溜める機能があるそうですが、ストーマは待った無しでどんどん排出されますよ。
こどもに少し嫌がられる
むすこと風呂に入ると「お父さん、ちょっとだけ見るの嫌やわぁ」と言われます。
確かに嫌やろう、うんちがダイレクトに見えますし。
そんな場合は袋(パウチ)を半分に折りたたむと、アラ不思議中身が見えなくなりますよ。
うんちが出ると身震いすることがある
これは私だけでしょうか?うんちってあったかいでしょ。それが体外に出ると体温奪われる感じでしょうかね。
無理にパウチをはがすと痛い
袋(パウチ)の粘着力は半端ねぇです。ですので無理に剥がすと皮膚も一緒にイッテしまいます。
リムーバーという粘着力を弱める魔法の液体を使いはがします。
うんちを出す姿勢は人それぞれ
袋(パウチ)にうんちが溜まると、トイレで捨てるわけですが…、わたしは便器に相対して中腰で便器内へうんちを排出してます。
看護師さんの指導では便座に座って腰を屈めて、前方のわずかな隙間からうんちを出してくださいでしたが、無理だ!
うんちでトイレに気張ることがない
むすこに「お父さん、ええなぁ。トイレでうんちしなくてええしなぁ。」と言われました。
ものは考えようかも。
2〜4日で袋(パウチ)を交換する
袋(パウチ)の粘着力が弱まってきたり、皮膚が荒れてくる可能性があるので定期的に袋(パウチ交換)をします。
交換するとき、「よしっ」と少しだけ気合を入れる
わたしの場合は入浴後、浴室で袋(パウチ)をペロっと剥がし、石鹸でストーマ(人工肛門)を優しく洗います。
周囲をよく拭き
そして便が出るかもしれないのでティッシュをパンツにかまします。
居間にてストーマ(人工肛門)の大きさを測り、それに合わせて袋(パウチ)粘着部分をカットします。
そして慎重に袋(パウチ)をストーマ(人工肛門)に合わせて貼ります。
皮膚トラブルがあれば粘土式の絆創膏やパウダーをふりかけたり、薬を塗ったり。
そら、「よしっ!」とちょっと気合を入れたくなりますね。
風呂に入っても袋(パウチ)は無敵
袋(パウチ)は風呂に入ったくらいでは基本的に剥がれません。ですので、公衆浴場や温泉は無問題です。
うんちが周りに見えないよう配慮は必要ですよね、やっぱり。
スポーツもできますよ
わたしは山を登ってますよ。
風呂に入るたびに「わたしって病人ぽい」と思ってしまう
全裸で風呂!ってわけではなく、袋(パウチ)が常にお腹についているので、こう、なんとなく、スッキリしないです。
オストメイト用トイレを発見すると少し嬉しい
あまり使うことはないのですが、緊急のときはありがたいですね。突然、袋(パウチ)交換をしなければならないときとか。
ありがとうございます、って思います。
ストーマをつくった直後、看護師さんに管理方法を教わる
手術後、目が覚めたらお腹に肛門がついていました。看護師さんは袋(パウチ)に溜まった便をスイっと捨ててくれました。
はー、すごい。
ストーマ(人工肛門)周囲もきれいに拭き取ってくれて袋(パウチ)交換。
はー、すごい。
「明日からちょっとずつやっていきましょうね!」
「はいっ!」(実は不安)
を繰り返してできるようになりました。
主に練習することは
うんちを袋から絞り出すこと
袋(パウチ)交換をすること
です。
だいたい、2〜3回で習得できるようになりました。
そんな看護師さんがとても頼もしく思える
ストーマ(人工肛門)がお腹にできてから分らないことだらけ!
とても看護師さんが頼りになりました。
自分でストーマ管理ができると嬉しい
管理ができるようになることが退院の条件のひとつだったので、嬉しいもんでした。
管理で一番大変なことはストーマ(人工肛門)に合わせてパウチのシール粘着部分を切ること
そう、これが一番難しいかも。言うなればストーマ(人工肛門)の大きさよりも少しばかり大きめの穴を袋(パウチ)に開ける(カット)わけです。
大きすぎるとうんちが肌について、トラブルを起こすんです。わたしも退院後、1トラブルがありました。
自己管理できない場合は訪問看護やご家族さんが管理を代替する
知り合いのおとうさんは家族任せでした。いやいや、自分でできるだろうよ。
介助が必要な場合は介護保険、あるいは医療保険で訪問看護師さんがしてくれます。
袋(パウチ)は1つ600円くらい
意外と高いんです。だからミスは許されない…。
ストーマ外来に行くとデモ商品を貼ってくれることがあるので得した気分になります。
10個1セットで買う
袋(パウチ)は10個1セットだから、6000円くらいです。
パウチもたくさんメーカーと種類があるので値段もピンきりです。
以前、ストーマ外来で勧められたパウチを装着したら一日目の入浴で半分剥がれて焦りました。
合う、合わないがあるのかな。
身体障害者4級でストーマ用具は助成金がでる
ありがたいことに公金でストーマ用具が買えます。
オーバーした分は実費。
袋(パウチ)6000円に加えて
リムーバー(粘着剥がし剤)や皮膚保護剤を購入することもあります。
身体障害者手帳で色んな良いことがある
映画、寺社仏閣、公共施設、交通機関の割引・無料。税金の控除がありますよ。
ストーマあるあるでした。
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