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ハウス≠ホームでございます


こんにちは。キオスクです。

今月をクリエイティブ月間(note含む)にしようと掲げましたが、更新頻度は前回とあまり変わらず…。

今回は「家」についてお話しようかと。

皆さまは心から安心する空間をお持ちでしょうか。




きっかけは一つのコメントでした


「家」のことを考えたきっかけは今から3年前でしょうか。

第二の人生を歩むために、生きづらさから解消されようと四六時中ネットを徘徊する日々を送っていた頃でした。



「どうしていつも胸が苦しいんだろう」


「どうしてすっきりした気持ちで明日を迎えることができないんだろう」


「いつになったら終わりが来るんだろう」


特技の情報収集が活かされ、関連しそうなキーワードを見つけては検索エンジンに打ち込み、ノートにまとめる作業をほぼ毎日繰り返していました。


複数の精神的な病気が分かったものの、金銭面で厳しい状況だったため自力で治す方法を模索していました。


先人の知恵のおかげでだいぶ良くなりました。感謝の一言に尽きます。


その調べ学習の最中、ある日ツイッターで気になる記事が目に飛び込んできました。




精神科医の岡田尊司さんは幼少期に養育者からの愛着形成がうまくいかず、その後の対人関係や情緒に影響をきたす人達の葛藤を著書で書かれています。


その記事に関連して興味深いツイートがありました。

投稿した方は掲示板の一部分をコピペしたものをツイートしていました。
出所が分からず一言一句合っていませんが、このような内容でした。


その人にとってハウスがあってもホームがなかったんだよ


この一文を見ただけで色々な読み方があると思います。


今回は愛着障害に苦しむ人の視点で、キオスク独自の解釈をこの場で書き連ねたいと思います。

苦しんでいる方が読んでいらしたら申し訳ございません。
胸が締め付けられるような思いをするかもしれません。

辛かった頃を思い出すかもしれません。

「なんでこれくらいで落ち込んでいるんだろう」
カラダとココロがついていけなくて動けない自分を責める必要はありません。

「生きづらい」と気づくことができた、それだけで自分に花丸をつけてくださいね。




では、本題に入っていきます。


さっそくキオスクのギモンから入ります。


そのギモンというのが、

「同じ家の意味でもハウスとホームの違いとは何だろう」

です。

英語が得意な方かいらしたら即座に答えられるかもしれませんが、あくまでもキオスクなりの答えを図にしてみました。

こちらです。どん。



HouseとHome(概略)


社名に「〇〇ハウス」と付けている企業は家(物質)をクライアントに提供しているので、「ハウス=目に見える物質(住宅)」なのかなと。

一方、ホームは「アットホーム」という言葉の意味をお借りして、「ホーム=家にいるような落ち着いた空間」であると。

このハウスとホームの違いに着目しなければ、掲示板のコメントの答えにたどり着けなかったでしょう。


掲示板に投稿した人は、「帰る家(ハウス)があっても心から安心できる居場所(ホーム)がない」ということを言いたかったのかなという結論に至りました。




ぬくもりがないとくるしいよ


皆さまは寒い時期に自宅でどのように過ごすでしょうか。


おそらく暖かいものに身を包んだり、暖房機をつけて寒さをしのぐでしょう。

昨今の暖房機は小型でも部屋を暖めるのに十分な役割を果たしますね。
持ち運びができる小型ヒーターが一台あると入浴前に脱衣所に置いておくと、お風呂上りに体を冷やさずに済むため便利ですよね…。

…と、キオスクの願望はさておき、ヒーターというものにフォーカスしてみます。


ヒーターは空間を暖める作用があります。

ひんやりした空間をじんわりと温もりに変えて、同様に冷え切った体をぬくぬくにさせてくれます。
これを物資的なぬくもりをそのまま「ヒーター」としましょう。

対して精神的なぬくもりを「心のヒーター」とします。
この心のヒーターは、季節問わず存在します。

嫌なことがあったとき、つらいときに「ここは安心できる」と何の気兼ねなく落ち着ける場所でくつろいで、気持ちをリフレッシュするでしょう。

「自分が何もしなくてもいい、そこにいるだけでいい」、家には自身を保護する面(物質)と、気持ちを安らぐ面(空間)の二つの機能があると思われます。


では、前述した「ハウスがあってホームがない人」の心理面はどのようなものかを考えてみました。

こちらです。どどん。



Home(心のヒーター編)


言わずもがな「ハウスがあってホームがない人」は右の家になります。

どんなに左の家と同じハウスでも、ココロが満たされずに育った人は心のヒーターはひんやりしたまま。

身も心も「何かあった時に備えて」常にフル活動しなければならないため、ハウスにいても心身ともにずーっと戦闘モードです。


ぬくもりを感じないとくるしいです。


「自分はここにいていいのか」

「何かしないと自分はここにいてはいけないのではないか」

と。

誰かに受け入れられて安心するのもつかの間。
「鎧を脱いだら後ろから誰かに狙われてしまうのではないか」と葛藤に苦しみ、頭は自分を守ろうと防衛反応が働き、戦線離脱を願っても武装してしまうのです。



安心する「家」をもとめて


「ハウスがあってホームがない人」が心のヒーターを手に入れるまでどれぐらいかかるか分かりません。

誰かに埋めてもらおうとして相手を傷つけてしまったり、自己犠牲をいとわず相手に尽くしたり…

キオスク自身も心のヒーターを誰かに灯してもらおうと、誰かから愛されたいと無意識に思っていた時期がありました。
恋愛体質のような症状でしょうか。

その呪縛から解き放たれてから振り返ると、自分は恋や愛以前に「好きが分からない」状態なので、恋愛相談を持ち掛けられてもどういったアドバイスをすりゃええんか分からんです。

(二次元を好きな気持ちは分かります)

現時点では自己紹介で困らない程度の内容は可能かと…。
あと比較的易しい質問(好きな歌手とか、色とか…)も大丈夫かな…?

「今はキオスクも心のヒーターガンガン灯してっから、あなたも早く行動しようよ!」と強制しません、…できません。
心のヒーターぽっかぽかの人からしたら何でもない発言かもしれませんが、人に言いにくい事情を多く抱えている人ほど正論パンチくらうと「あれ?何回心の臓にナイフぶっ刺されたんだ。ラチェットもこんなにやられてないよね」と泣きそうになります。

あと、従来のマイペースもあって「自分のペースでやらせてくださいな…いつ攻撃されるか分からん戦地に何十年も身を置かれていましたの」と内心思ったり。


キオスクのひとり言はここまでにして、そろそろお開きにします。


「その人にとってハウスがあってもホームがなかったんだよ」の一文から直感で答えらしきものは思い浮かんだものの、その直感を裏付ける理屈を欲している自分がいました。

「こうかもね~」と曖昧に終わらせたくなかったのでしょう。

まさかここでお話するとは思っていなかったです。

調べ学習は学校では教わらないことだらけですね。



それでは失礼します。

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