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人生はお金だけじゃない。生きていることを仕事にする

僕が小さな田舎の漁師の村に家を買うきっかけとなった一人が、吉澤俊輔という男。彼とはユースホステルの息子として紹介されて出会いました。この男、実に不思議なオーラを持っているのです。村のこと、村で生きるためのことは大抵彼に聞けばなんとかなる、そんな頼れる存在。山で採れる山菜やキノコ、畑や田んぼ、魚、料理、色々と教えてもらいました。


ある時村に遊びにきた中小企業の社長に「仕事は何してるの?」と聞かれ、
「生きてることが仕事です」
と語った俊くん。

単純にお金を得る手段ということであれば、ユースホステルの仕事だったり木工の仕事だったりがあるのだと思う。でも、現金にならない畑や田んぼ、狩猟だって俊くんの重要な仕事の1つ。米の脱穀や小豆の選別だって、薪ストーブで塩を煮たりメープルシロップを煮詰めたりするのも仕事。お金は生み出していないけど、命は繋いでいる

自給自足の生活に憧れてこの村に来て、俊くんに出会う人はたくさんいる。都会で身を削ってお金と向き合っている経営者もたくさん来る。彼らはこぞってこういう生活いいですねって言う。

じゃあやったらいいのに。でもできない。

知識と勇気がないから。これまでのライフスタイルから新しい暮らしに変えるには勇気がいる。その勇気があって行動力もある人は本当に一握り。誰も彼の真似はできない。「生きていること」を仕事にしている人がどれだけいるんだろう?

彼の世界観に触れると、暮らし方や生き方を見直したくなる。
豊かさとは?
幸せとは?
俊輔イズムにはそんなエッセンスがたっくさん詰まっている。

そんな彼が本を出したいって言っていた。
自分の暮らし方・生き方を再発見するきっかけになる本。
現在クラウドファンディング中です。
ぜひ応援お願いします。


ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!