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日記がかけない
初めての夏休み。
おけいこごと、
家事の手伝い、
昼間自宅におじいちゃんと2人になれるのは、とても嬉しかった。
そうめんの茹で方もおそわった。
きゅうりを切ったり
ハムを切ったり。
一緒に作って一緒に食べるご飯。
いつ母が怒り出すか?
怯えないでいい。
おじいちゃんと食べるのは楽しい。
お盆休みは、知らない場所への旅行だった。
父が絵日記は書いているのか?と聞いてきた。
絵日記?それなに?😳
父は宿題をやっていないことに気がついたらしい。
母はそれを見て、半狂乱になって罵声を浴びせてきた。私は過呼吸をおこした。
旅行から帰ってから、宿題を全て出すように言われた。
問題を解けばいい学習はまとめてできる。
問題は、工作と絵日記だった。
もう、思いだせない。
変わらない毎日の繰り返し。
しかも、母がいない時間に祖父と楽しんだ話は一切かけない。
母が、朝顔の絵を数日おきに書き出した。
うますぎる。
これは、また、親にやらせたと担任にからまれるなと思って嫌な気分になった。
母の絵を真似して、空白の間を適当に埋めろと。
できるわけがない。
父が、過去の新聞をひっくり返し始めた。
日付をそろえて、ない日の新聞だけ、明日、近所の新聞やに行って、バックナンバーを売ってもらえと言われた。
天気図を切り取って、貼る。
または、天気図を真似して描く。
天気をきっかけに、プールにいったか、友人と遊んだか、何かしら思いだせと。
最後の3日間、とにかく大変だった。
居眠りをすると、仕事を終えて帰ってきて睡眠不足の父がつきあってやってるのにとキレられる。
間違えているとやり直しをさせられる。
自分は本当にろくでもない自立できない人間なんだと悲しかった。
夏休みがあけて。
宿題やっていない子は再提出期間があった。
わからないところは、空白でよかった。
日記を書き忘れていて、わからない日は空欄。
私の辛い毎日はなんだったんだろう。
冬休みからは、
終業式の日から計画をたてて、
最初の1週間でできるドリルはやることにした。
そして毎回、日記が大変だった。
変わり映えしないことしかかけない。
家庭のことは、母が気にいるようにしかかけない。
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