見出し画像

ひねくれ者の君

みなさんの周りにも一人くらいはいるだろう、ひねくれ者と呼ばれる人が。
HSP気質の人の周りには、そういった人や、闇を持っている人が集まってくるのではないかと、私の経験上、思っている。


HSP気質の強度は人それぞれであるため、一概には言えないが、HSP診断テストというものをやってみると、結果が【強】だった私の感覚で話を進めていく。


HSPは優しい、と言われているけれど、確かに人の気持ちに寄り添うことができたり、相談されることが多い。(=優しい、ということなのだろう)
それはきっと、他人軸であるからだと思う。他人軸で生きているとかなり消耗するということに気付いてからは、自分軸で生きていくことを意識している。が、相談されたりする場合、相手が求めるときを除いて、「もし私があなたの状況だったら」という仮定を話す時、私の考え方はこうである。
「もし私があなたで、あなたの状況だったら」

この仮定の仕方で、相談者の気持ちに寄り添えているのかもしれない。特に相手が女性の場合は、この考え方で相談に乗る。

無意識的に、相手の求めるものがわかってしまうから、相談する側は、私に相談するのかもしれない。


話は長くなったが”ひねくれ者”もまた、私に集まってくるのである。
私は、ひねくれ者に対して、「もっと素直に生きること」「他人と比較しないこと」「過去に囚われないこと」をどうにかして伝えたい。

ひねくれ者は恐らく、友達を作ることが難しい。過去に私が付き合っていた人が現にそうだった。ひねくれモードが発動すると、周りから理解が得られない。そしてネガティブな言葉が多くなるのだ。

HSPである私は心を病みそうになる。HSPでなくともそうだろう。だが、きっとHSPでない人は、距離を取るのが上手く、深く関わらないよう離れていく。

そうして、ひねくれ者はさらにひねくれる。悪循環。


私はひねくれ者のその人の芯の部分を見ようとする。いや、これは誰に対しても私はそうかもしれない。上辺ではなく、本当の心を。
私は誰しも心の中に強い想いがあるように感じる。しかしそれを環境やトラウマが邪魔をしている。だから本心を言えない苦しさもわかる。かと言って、言いたくないことを言わせようとも思わない。
伝えたいと思った時に、伝えてくれたらと思う。

だが、その人の心の周りに渦巻いているそれは、なかなか取ることは難しい。


ただ、一つ言えることは、「取り除くことができたら人生が変わる」ということ。同じ出来事でも、感じ方も変わる。心が豊かになる、ということ。

小さい頃の環境が影響しているのだと思うけれど、それでひねくれてしまったのなら、もしかすると、ものすごく純粋な人なのではないか、と今では思う。


いつ伝わるかわからないけれど、それに気付いてほしいと思う。


ひねくれ者の君へ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?