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どんな時も必ず味方

みなさま、ごきげんよう。

今日も文章の中からこんにちは。

さて、今日はいつもと一味違った文章を書くべく、こうしてパソコンに向かっています。

それはですね、アイプリモさんの「ひらけ、プロポーズプロジェクト」に参加させていただけることになったからなんです!

とういうことで、今回は”理想のプロポーズ”をテーマに執筆させていただきます。

私は今年で29歳、SISを完結させた年ということもあり、そういった質問とも多々出会います。

(きっと、一緒に成長してきたsistersのみんなも、悩んでいる人や、一歩踏み出した人がたくさんいるよね。MICOちゃんの考えを聞いてみたい!とDMいただくこともありました。)

今回このお話をいただいて、私の理想のプロポーズ・・・
うーん。なんだろう、と考え込んだりしちゃいました。

私はもともと、結婚願望があまりなく、小学生の頃から将来は好きな仕事をばりばりとこなして、ひとりで犬を飼って生きていきたい!なんて思っているタイプでした。

そのくらい、昔から表現の仕事だけをして生きていきたいという気持ちが強くあったんですよね。

ですが、大人になるにつれて、愛する人と出会ったり別れたりを経験して、少しずつ結婚についての価値観が変わってきたように思います。

誰かと出会い、人生をひとつに結んで歩んでいくということは、どういうことなのかしら?

昔のお話になるのですが、私の考えを大きく変えるきっかけになった出来事があります。

そのお話のはじまりは誰でも経験したことのある、ありきたりなこと。

些細なことで恋人と喧嘩をしてしまった日がありました。

私はすれ違いが起こると、大抵その場できちんと話し合いたいタイプなのですが、その時期は疲れきっていたのもあって、なんだか話す気にもなれませんでした。話し合わないことは良くないことだと思ってきた私にとって、それは致命的な感情でした。

しばらくひとりになりたいな。

家を出て、気分転換にホテルを予約して、何も考えない静かな時間を過ごすことに決めました。

そのまま次の日も、その次の日も友人の家に泊まりに行く日々。

しばらく気ままな放浪を続けたあと、ふと、私の頭の中にこんな考えが浮かんできました。

”人は人を、許すことができる”。

大切な友人から「許すことは人にとっての最大の娯楽なんだよ」と教えてもらえたことを思い出して、私はもっと”許す”ことをするべきだし、私も同じくらい”許される”権利があるとその時感じました。

そのあと、甘いケーキを持って恋人に会いにいくと、謝るでも、話し合うでもなく、このケーキ美味しいねと笑い合って、気づけば仲直りしていました。

そんな仲直りの仕方は初めてで、とても不思議で、そして幸せな気持ちになったことを覚えています。

この日から私の考え方は大きく変わっていきました。

人はそれぞれにいろんな形を持っていて、ある面ではぴったりと合わさる相手でも、ある面では驚くほど反発しあうことだってあります。

反発する面に出会った時、反射的に負の反応を返してしまうのは仕方のないこと。

だけど、明るいエネルギーも、暗いエネルギーも、同じだけ存在することに価値はあって、発散させてあげるべきだと思うようになりました。

その上で大切にしていることは、発散し終えたあとに絶対に引きずらないことです。

そうすると、どんな時も必ずお互い味方でいられる。

反発する側面に触れ合っている間も、その裏側には、ぴたりと寄り添うふたりがずっと存在し続けているから。

このふたつを心から許容して初めて、信頼関係を築けるのかな?と、この時に感じました。

ふたりの色んな持ち物を分け合って世界を広げられること。
必ず訪れる人生の波をふたつの船で乗り越えられること。

一本ではか細くて弱い人生も、二本が糸のように交わって編むように歩んでいくことができたら、それはとても心強くて美しいことですよね。

そう考えると、、
プロポーズという体験も、これまで思い描いていたものとは少し違う意味を持つように思えてきます。

今、プロポーズというと、基本は男性が主導で行われることだというのが一般的な認識ですよね。

女性がプロポーズすることは”逆”プロポーズなんで呼ばれたりしちゃいます。

私は、このことに違和感を感じるのです。

ふたりがふたりの人生のために決めることなのに、その最初の一歩をパートナーにだけお任せしてしまっていいのかしら?と。

誰かと生きていくと決めることは、夢物語でもなんでもなく、自分の人生を左右する大きく大切な選択なんですよね。

もちろん、だからこそプロポーズという劇的なイベントを使わないと、決めきれやしないよ!という意見もひとつの正解だと思います。

でも、私は何事も自分の鼻で匂いを感じとり、自分の指で触れてから進みたいタイプなので、そういうわけにはいかないのです。

そう考えていくうちに、少しずつ見えてきた私の理想のプロポーズ・・・

それは、ふたりで結婚というステップについて話し合ったり、学んでみる機会を作ることなのかもしれません。

結婚する意味って、年々変わっていきますよね。

小さい頃は、王子様が迎えにきてくれるんだ〜というおとぎ話へ憧れる気持ちから始まる女の子も多いと思います。

でも実際、大人になると現実的なことをたくさん知っていくことになります。

法的に証明されることによって、小難しい現実的な何かが保証されたり、お得になったり、大切な役割を担ってくれる瞬間もあります。

わかりつつも、じゃあどのくらい具体的に知ってるの?と言われると、ごにょごにょ。言葉が濁ってしまいます。

そういうことを一緒に学んで、「これはいいね!」「これはどうなの?」って話し合えたら、ふたりの関係はもっと素敵なものに成長できそうですよね。

将来のことを深く話してみるきっかけ作りに、新婚旅行ならぬ”婚約旅行”なんてものに出かけてみる、なんていうのも良さそうだな。

ふたりでこれからの人生を考える合宿のような。

旅の一番好きなところって、24時間以上一緒にいたから初めてみれる表情や、やっとできる会話が出てくるところなんですよね。

長く一緒にいると、言わなくても分かってると思ってしまいがちです。

だけど人はいつでも変化をしていて、知らない側面が常に増えるのは当たり前です。

長年付き合った恋人だとしても、まだまだ話すべきことはたくさんあるはず。

対話を通して、家族になる準備をする旅行。
きっとおばあちゃんになっても忘れない素敵な思い出になるだろうな。

そして、お互いに気持ちをきちんと確認しあったその先に、「じゃぁ、結婚しようか」ってどちらからともなく言い出せたなら、なんて素敵なプロポーズなんだろうかと思います。

私にもそんな日が訪れるのでしょうか。

まずは、平和に旅をできる世界が戻ってくることを祈って。

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MICOより

P.S.
よく結婚式でSISの曲をかけたいのですが、どの曲がおすすめですか?と聞いてくれることがありますが、個人的にはこの曲をおすすめします。

親愛なるsistersいつもエールをありがとう。🤍

このnoteは、ブライダルリング専門店 I-PRIMO × note企画
「わたしの憧れプロポーズ」に寄稿したエッセイです。

ひらけ、プロポーズ 特設サイト
https://www.iprimo.jp/lp/openpropose/

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