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料理がすき〜料理と夢を追いかけることは、紙一重?〜

美味しい料理を作るには、まず、深呼吸から。
心が乱れているときに作る料理ほど、まずいものはない。

お腹がぺこぺこで、完成して食べるときのことばかりを考えて、はやる気持ちのなか作った料理も、失敗することが多い。

作るという手順を愛して、ひとつひとつの工程に、工夫できることはないかな?と考えながら作るのだ。

でもこれは、何事においても大切なことだと思う。

今この瞬間を我慢すれば、素晴らしい栄光が手に入るんだ!と頑張るという方法も、もちろんあるんだろうけれど。それが上手くいくのは、ある一部だけであって、大抵は手順や道順を愛せないものはうまくいかない。

例えば、夢というものは、叶う瞬間だけじゃなく、そこまでの努力を愛せるようになるのが一番大切だとおもう。

そうすると、気づいたら、夢が叶うことと同じくらい、夢を追っている瞬間が楽しくなる。

夢が叶う瞬間というものはいつも一瞬なので、達成してしまうと、また別の夢を追いたくなる。それが本当のあるべき姿なのだ。


私は料理についての豆知識みたいなものはほとんどないに等しい。なので、友人と一緒に料理をしたとき、こうした方が美味しいんだよ、と下ごしらえの方法を教えてもらったりする。

だけど、それとは別に、自分が最初に料理というものを開拓する原始人にでもなったつもりで、何をどうすると美味しくなりそうかを、レシピを見ずに考えるのもとても好きだ。
それがうまく行ったときには、ひとしお美味しく感じるし、とっても嬉しい気持ちになるから。

最近は、和食を作るときにユーミンの曲を流すのがお気に入り。

カーテンを閉めて、自分の家がまるで海辺の可愛い家にでもなった想像をする。
魚はスーパーで買ってきたものだけど、漁師からおすそ分けしてもらったお魚のような気分になってくる。

食物たちが生きていた頃の姿を想像する。
命の一部をいただくこと、自然からの恵み。


そして、こんなにも素敵な恵みを与えてくれている自然に、私が恩返しできることはあまりにも少ないことに心を痛めながら感謝する。
その一連の流れが、この地球に人間として生きているという立ち位置を再確認させてくれる。

都会の中で、動物としてありのままの気持ちを思い出してリラックスできるのだ。あー、だからやっぱり、料理がすき。

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