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草彅剛さんと橋本愛さんの手話に圧倒された 「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」を観て

2週連続ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の通訳士」を観た。
予告があってから、ずっとオンエアを楽しみにしていたドラマだ。

AmazonAudibleで、途中まで聴いていたのだが、原作と比較してドラマがどう描かれるのが楽しみだった。

圧倒されたのは、草彅剛さんと橋本愛さんの手話。
猛特訓されたようだが、滑らかで嘘のない印象を受けた。
私は手話はわからないし、身近に手話を使う人がいるわけではない。
だから、あくまで受けた印象としか言えない。

草彅さんは、器用で勘のいい人なのだと思う。
そして、視聴者を引き込む力を持っているのだと思う。
かなり前に「海を渡るバイオリン」に出演していたときも、ぐいぐい引き込まれたと記憶している。
今回も、主人公の葛藤がありありと伝わってきた。

橋本愛さんは、途中まで手話のシーンがなく、ラストの重要なシーンを手話を使って演じきっていた。
感情をのせて手話をするのは、かなり難易度が高かっただろうと推察する。
橋本さんだから出来たのだろうと思う。
作品に一層重厚感が増した。

草彅さん演じる主人公も橋本さん演じる瑠美もコーダ(耳の聞こえない・聞こえにくい親から生まれた耳の聞こえる子ども)だ。
コーダについては、洋画「CODA あいのうた」を観て知っていた。
洋画でも、コーダの葛藤については描かれていたが、今回のドラマで、より理解が深まった。
コーダ考証・手話指導をされた米内山陽子さんもコーダだ。
米内山さん曰く、このドラマはかなりリアルに描かれているそうだ。
つらい現実も隠さずに描かれているとのこと。

ドラマを観ることで、デフの方やコーダの方たちについて理解がほんの少しだが深まった気がする。

原作は丸山正樹さん。
2011年に49歳で作家デビュー。
「デフ・ヴォイス」がデビュー作。
世間が知らない所で困難を抱えている人たちのことを伝えたいと思い、小説を書き続けているそうだ。
この小説は、ミステリーの要素もあり、読み(私はAudibleだから聴き)進めやすかった。
デビュー作だと知って驚くくらいの完成度。
他の作品も読んでみたい。
私の知らない世界を教えて欲しいと思う。

NHKプラスやオンデマンドでも観られるから、視聴をオススメする。





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