耕作放棄地をあなたと外国人と再生する


自己紹介

はじめまして!
焼津PORTERSを起点とし、エンジン全開で焼津を盛り上げてくれている、まっすんさんこと増井さんからバトンを受け取り、2日目のアドベントカレンダーを書かせていただくことになりました、加藤礼子と申します。

社会人2年目の23歳で、焼津市に住んでいます。
今年の5月に、勤めている都内の会社のフルリモート制度を利用して、地元焼津に引っ越してきました!!
とはいっても週2くらいで東京に新幹線通勤しているので、行ったり来たりで地に足つかない日々を過ごしているのですが・・・

ちょっぴり恥ずかしいのですが、私が焼津に引っ越してからのことを
【2023年の挑戦】というアドベントカレンダーのテーマに沿って、振り返りたいと思います^^

2023年を振り返る

移動が多い1年だった。

大学〜社会人1年目まで、5年間生活した東京を離れ、焼津にUターンした。

元々地元志向ではなかったが、色んな巡り合わせで「地元に戻ってなんか役に立ちたい」とざっくり思うようになり、身ひとつで帰ってきた。

現在は東京の会社で働きながら、焼津でリモートワークしつつ、
週2くらいで新幹線で通勤している。

焼津に住んでいるが、自動車免許すら持っていないので、中学から愛用している自転車で爆速で走る日々が半年以上続いている。
たまに「昨日走っているとこ見たよ」とか言われることもあり、めちゃめちゃ恥ずかしい。

というわけで、今年の移動距離は本当に凄まじい。

そんな私の2023年を、2つの挑戦と共に振り返りたい。

今年の挑戦① 焼津の課題を探す

私は基本的に頭の中お花畑、楽観的なので、
何をやるかもぼんやりした状態で焼津に戻って来てしまった。

さすがにやることを具現化させるため、
いろんな場所に顔を出し、人と話し、手探りしていた。

その中で、「地元の課題はこれかも・・・?」と思うものがあっても、やれ解決にお金がかかる、やれそんなに大きな課題じゃない、など頓挫することも多かった。

足を動かして、解決すべき「焼津の課題」を探すこと。
これが今年行った挑戦の一つ目だ。

ありがたいことに、いろんな方に考えを壁打ちして、意見をもらうことで、
周りの人が「うん、確かに焼津の課題だよね」と納得するテーマを見つけることができた。

今年の挑戦② 耕作放棄地をどうにかしたい

それが焼津で増えている「耕作放棄地」だ。
(厳密には、耕作放棄地になる手前の、手の施しようによってはなんとかなりそうな、準耕作放棄地)

農業の高齢化が加速し、若い担い手が減少している今、後継者が足りずに荒地になりゆく土地は多い。
焼津市民のみなさんや、地方に住んだことがある方なら、「あああれね・・」と思い当たる風景があるのではないだろうか?

この耕作放棄地を、微力であっても、少しずつ再生したい。
でも誰が引き受けてくれるんだろうか?

未来をになう子どもたち?移住してきた若者?
いろいろ考えたが、私が行き着いたのが「焼津に住む外国人」の力だ。
特に「水産業で働く外国人」たち。

今や担い手が少ない農業分野で、日本の外からの力を頼ることはすごく大切だ。

水産業で働く彼らに、農業分野においても力を借りることで、業種を超えたヒトのシェアリングが可能になる。
農業分野の外国人を漁業でも、漁業で働く外国人を農業でも、というサステナブルな循環が可能になるのではないか?
もちろん、日本人よりも働ける業種が制限されているケースもあるので、どちらの業界でもお金を稼げる、というわけではないものの、外国人にとってもメリットはあると思っている。

私は焼津市内の日本語教室で外国人に日本語を教えるボランティアをしているが、彼らの多くがいうこと3つを紹介したい。
「知り合いがいないから職場と家の往復なんだ」
「そんなに収入が多いわけじゃないからもっと働きたい」
「日本人と話して、日本語を勉強することは楽しい」

生活はそんなに裕福ではない中、家と職場を往復する生活が続いているのだという実情がうかがえ、日本人とのつながりも求めていることがわかる。

この前、知人の紹介で手伝わせてもらっているサツマイモ畑の収穫の時期に、一人のブラジル人を呼んで一緒に収穫を手伝ってもらった。

日本に20年以上住んでいる彼は、待ち合わせの時間きっかりに来て、「汚れてもいい服装で来てね。」という私の雑な指示に、動きやすい長そで長ズボンのジャージ、さらにしっかり軍手まで持って来ていた。

持ち前の体格のよさで、ぐんぐん作業は進み、大きなサツマイモをたくさん収穫してくれた。

彼自身も楽しんでくれたようで、後日会った時に、「また手伝える時があったら呼んでね」と声をかけてくれた。

そのほかにも、私の知り合いのお料理好きのベトナム人は、普段は水産加工会社の工場で働いているが、夫婦で市内の畑を借りて、野菜を育てているんだそう。

「スーパーで買うのは高いし、家庭菜園は楽しい」という言葉から、また今度一緒に農業をしてみたいなと思っている。

長くなったが、私の挑戦の2つ目は、
「焼津市に増える耕作放棄地を、外国人の手で再生しながら、日本人との交流の場にもする」ということ。

農業を通し、「焼津市の景観を守り」「外国人と日本人の交流を促進し」「関わる人全てが自ら育てた作物で元気になる」
そんな姿を目指して取り組んでいきたいと考えている。

これが私が最近考えている挑戦の二つ目。

ただ、正直一人ではどうすればいいのか・・?がわからずもたついているのが現状。
少しでも手伝ってくれる人がいたら本当に嬉しいので、ぜひぜひ連絡待っています!!!

これが私の2023年の挑戦。

2024年、もっと挑戦を形にできるように頑張れたらと願いつつ、
今年を健康に、周りの方のたくさんの優しさ・温かさに恵まれて過ごせたことを感謝したいと思う。
みなさま、今年もありがとうございました。


P.S.アドベントカレンダーに誘ってくれたまっすんさん、おかげで今年を振り返ることができました^^ありがとうございました!!
明日もお楽しみに〜〜〜!

⬇️アドベントカレンダー初日、まっすんさんの記事

⬇️私が参加しているアドベントカレンダーはこちら


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