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出産予定日まで、あと100日となった。妊娠して、自分の中でどんな変化があったのかを、少しinner-tripしてみたい。

で、どうなのか?一言で表すのは、到底難しい。初めてのことで、ワクワクする期待と、そして不安とが微妙に入り組み合っており、それはまさに次々におそってくる感情の波のようだ。

ただ、その中でも一番自分の中で大きく締めている何かは、“生きている、実感”である。33年間生きてきて、今ほど生きている、生かされているということを体感したことはなかったように思う。

妊娠がわかってすぐ、最愛の祖母が死んだ。曾孫の誕生を心待ちにしていた祖母の最後のお見舞いで、曾孫の誕生のことを伝えられたことは、私にとって何よりの祖母への送りものであった。私は、そのたった1ヶ月ほどの短い期間で、生命の奇跡的な誕生と、そして限りある命を知ることになった。祖母から受け継いだ、血とそして智慧を、我が子に受け継いで行く。そんな命のリレーを、自分自身の身体をもって体験するという、貴重な学びの機会であった。

その学びをもっと大きな視点で見てみると、命のリレーは単なる家族の橋渡しではない。これからも、人類が未来に存在していく、その種を今身体の中に預かっているということだ。そう考えたとき、自分がここに存在する意味と、そして何か大きな力によって、存在することができているという不思議を目の当たりにしたような気がする。

だからこそ、この命の一瞬一瞬を丁寧に生きねばと、ここで心に刻みたい。日々の一つ一つの選択が、未来を形作っているということを再認識しなければならない。今もこう考えている自分の思考が、お腹の中の子を通じて、未来に受け継がれていくことに責任を持たなければならない。

そんな気持ちをもって、あと100日、有意義に過ごしていこう。

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