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#07 構造化シナリオ法 | Xデザイン学校ベーシックコース2022

このnoteは2022年Xデザイン学校ベーシックコースの振り返りと省察です。
今回は11月12日(土)に行われた第7回「構造化シナリオ法」です。

UX

「あるある」なのに、誰も気付いていないモノを探すのがUXリサーチ。インタビューで変わったことを探すことではない。
「あるある」に気づくためには、普段から人の感情の動きをよく観察し、日常的にものごとの襞まで考え、気付くことが大切。

UXは良い小説や映画のようなものなのかもしれません。
私たちはそういう作品に出会えたとき「そうそうあるある!まるで私のことを言っているみたい」と錯覚します。
良いUXというのもこの感覚に近しいものなのでは。
ストーリーテラーが重宝されるこれからの時代に向け、良いストーリーを書けるよう日々の積み重ねが大切だと思いました。

しかし日本での「UX」という言葉は、ユーザビリティの文脈で使われることが多い印象です。
私も今までは後者の意味で使っていたことが多かったように思います。
とはいえ、なんとなく違うことはわかる。
じゃあUXってなんなの?と言うのを悶々としていたのですが、今回ストンと腹落ちした感じがしました。

余談ですが、麻布競馬場さんの小説は、「あるある」なのに言語化する人がいなかったジャンルをうまく開拓されたことでフォロワーが伸び、書籍化されており、今回のUXの話と近しいものを感じました。

学びの目的

学びの目的は「知る・わかる」ではなく「変わる」こと。
UXに対する考え方や学びに対する姿勢はこれまでの7回を通し、徐々に変化していっていると感じています。
Xデザイン学校では手法も学べますが、構造を教えてくれます。
だから理解が難しいのだろうと思うのですが、ここで苦しむことで後々の自分が楽になることを願って残りわずかの講義もがんばろうと思います。

そして、子どもにもちゃんと考える余白をつくってあげようと思いました。

アクティビティシナリオとインタラクションシナリオ

アクティビティシナリオは小説を書くように。インタラクションシナリオはUTのタスクとして使える。
今までインタラクションシナリオのようなものは頭にあれど、きちんと言語化せずに作っていたので、今後はインタラクションシナリオもきちんと作っていこうと思いました。
ただし、タスクを書くのに3年はかかる、とのこと。
UTを何度かこなし、タスクを書くのにも慣れてきたと思っていたけれどおそらくまだまだ道のりは長そう。

さいごに

今回は講義の中でも一番大切な回ということで楽しみにしていました。
UXの橋を本当の意味で渡るには、おそらく実践を伴う必要があると思うけれど、橋のスタートラインには立てたような気がします。
ただ、ここで学んだことをどう実務で生かせられるか、生かせる土壌をつくるか、は相変わらず悶々としています。
次回はいよいよ2022年最終回。
課題の公表では浅野先生の愛ある指摘もいただき、課題発表も近いづいてきているので、より緊張感を持って講義や課題に臨みたいと思います。

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