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大いなる挑戦(家族は時代後れだ) ‐ OSHO

社会は、ある一定の基本原則のもとに存在してきた。あなたはそれを取り除かなければならない。さもなければ、社会は消え去らないだろう。最初で、そしてもっとも重要な社会の単位は、これまで家族だった。もし家族が今のようなあり方にとどまるなら、社会が消えることはないし、宗教が消えることはない。そうなれば、私たちはひとつの世界、ひとつの人類を創りだすことはできない。

家族は、無数の病弊の根本原因だ。それによって国家が作られ、民族が作られ、宗教組織が作られている基本的な煉瓦だ。

しかも家族は、全人類の男性と女性の至福を破壊してしまった。



ひとたび家族がなくなれば、心理的な病気のほとんどはなくなるだろう。政治的な狂気のほとんどはなくなるだろう。

OSHO

10年か15年ほど前にはじめてこれを読んだとき、正直わたしはあまりピンとこなかった。そのアイデアは常識を逸していて、それでいて心を惹きつける。理解ができなかったのだと思う。

家族は時代遅れだ

今、あらためて読み返すと、結婚、子育て、ジェンダー、所有性、分断。。。こういった複雑に絡み合った(ように見える)問題を、これほど端的に語ることができることにまた驚嘆する。ホンモノは一語の中に顕現する、そんな経験をわたしはこれまでに何度かしたことがある。

OSHO(パグワン・シュリ・ラジニーシ)は、わたしがもっとも影響を受けた思想家のひとりじゃないかと思います。「真理の探究こそ第一の優先事項である。人間は全実存をかけて、なによりも第一に自らの生の源泉を探究することにその関心を寄せねばならない。」(OSHO)地域も社会も国も、みな人はその制度やルールにこだわるけれど、第一の優先はわれわれ自身の成熟にあるのだと思う。

OSHO関連の書籍はかなりあるのですが、もう書籍としてはほとんど販売されておらず、図書館とかで探すしかないと思います。ただ、この『大いなる挑戦』だけは、全編ネット上で無料で読むことができます。夏休みのお供にいかがでしょう?引用はその中の「家族は時代後れだ」から抜粋したもの。


古本っぽいけど、リンクもあったので貼っておきます。


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