憲法とか暇つぶしに読んでみたらいい
憲法なんて読むことまぁないけど、はじめて憲法の前文を読んだとき、どうしてだか鳥肌が立つくらいの感動をした。
誰が書いただとか、おしつけだとか言われることが多いけれど、わたしは単純にただこの文章を読んだときのドキドキを思い出す。
忘れられがちなのだけど、憲法って別に国民を縛るものでも、国民が負うべき義務でもなんでもなくって、むしろ、わたちたちが「政府に対して」この理念を守りなさいと縛りを設けているものです。
権力の乱用されることがないように、そしてその力を余すことなく日本のためだけでなく、人類のために使いなさいって。
国民が負う義務なんて、憲法にはほとんど書かれていなくって、教育と納税と勤労くらい。なにより、この憲法によって保障されている自由だったり権利は、みんなの不断の努力によって維持されんだよってことが、口を酸っぱくして書かれていたりする。
だからその努力だけは怠っちゃいけないよって。じゃないと、権力は簡単に市民の生活を奪ってしまうのだから。ボーっと生きてんじゃねーよ!みたいなことです。母親の小言みたいですw
個人的にもうひとつ好きなのは、拷問や残虐な刑罰を禁ずる一文に「絶対に!」って言葉がはいっているとこ。なんか、これキュンとします。ダメ、絶対!!みたいな言葉の持つ愛らしさを感じたりして。
だって、禁ずるってただ書けばいいでしょ。契約書なんか読んでいても「絶対に禁止」なんて文面わたしは読んだことがない。だって、契約書ってそういうものだから。絶対に禁止って言ってしまったら、絶対じゃない禁止ってなに?ってなりますよねw
でも、そこにこそ人の命を切に守りたいと願う想いがものすごく込められていると思うんです。絶対にって言ったら、絶対にダメなんだからね!
ちょっと古い本だけど、こんな本もオススメに載せておきます。
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