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りな塾#18 閑話雑談②

最近、在宅デスクで背中を痛めてしまい、すっかり滞り気味の「りな塾」ですが、そもそもりな塾をはじめたキッカケって、わたしの学生時代の体験を思い出し、多くの人が趣味としてプログラミングをはじめてくれたらいいなーって思ったからです。

一昔前は、7Kなんて言われて毛嫌いされていたプログラマ/SEの仕事が昨今は、在宅でもすぐにスキルが活かせるからと人気職に返り咲いているのは嬉しいことです。その一方でプログラミングができれば稼げるとか、職能に結びつくっていうキャッチフレーズを聞いていると「いやいや、もっと普通にパソコン使って遊ぶ体験を味わってほしいんけどぉぉ!!」って、パソコン好きのわたしとしてはなんだかとっても貴重な体験を取り逃しているような気持ちになってしまうのです。

お作法とか、仕事に活かすとか、そんなことはまずは脇においておいて、楽しんだらいいじゃない!カラオケで歌を歌うようにさ!カラオケで楽しそうに歌っている人をみて「そんな歌唱力じゃプロで通用しないぞ!」なんて言う人はいないしさ「稼げないからカラオケで歌うの辞めたわ。。。」なんて言う必要ありませんよね?

でも、プログラムは職業としてのみ見られがちな感。。。

先日、「働きがいのある会社ランキング」に選出されたことのあるIT企業の社長さんと話していたら、ちょっと違った視点でプログラミングを趣味にする習慣をつくりたい!って話になったんです。彼が言うには、そもそもプログラミングというのは非常に奥が深くて、それを専門として立身している人の技能というのは非常に高度な技能を有するものなんだと。ところが、それがどのくらいすごいかっていうと、やっぱり素人には到底わからない。。。でも、それは当たり前だって言うんですね。

だって、考えてもみて、

こないだラグビーが話題になったときに、ルールがわからずこれの何が面白いのかわからないと思った人は多いはず。ところが、選手の名前や特徴がわかり、解説がジャッカル!!ジャッカル!!!と叫ぶ用語の意味がわかるとみるみるゲームの面白さがわかってくる。

NHK教育でやっている将棋だってそう。。。知らない人からみれば、将棋の何が面白いのか、竜王がどのくらいすごいことなのかわからない。(ちなみに、わたしも将棋はよくわからない。。。)

でも、音楽を好きな人にはアーティストのすごさが分かるし、ギターや楽器演奏をする趣味を持っているならなおのこと、彼らのテクニックが神業であると言われる所以がわかってくるわけです。ぇ!自分にはこんな演奏一生かかってもムリだわ!みたいなw

それと同じ様に、プログラミングをかじったことがない人に、プログラミングの奥深さを語ったところでわかりようがない。だから、プログラマやSEの能力の高さを世の中に知ってもらうのに最も有効な方法は、プログラムの難しさを語ることではなく、みんなにプログラミングの楽しさを知ってもらうことなんだ。カラオケを楽しむように、草野球を楽しむように、プログラミングを楽しむ習慣を作りたい!!

そう言って若い子にプログラミングを教える。それはもうド素人のどうしようもないコードなのだけど、それに目の色を変えて取り組む若者の姿を見るのが楽しくてしかたがないのだと。



#りな塾_licodeenar #プログラム #遊び

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