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コグナイズチェーン

そこにいるということ
そこにあるということ

それは気の遠くなるほど単純な認証の世界

目の前にあるモノはそこにあるという想いであり
その空間を占拠するほどには存在していない

あるのは認知のプロセス
あるという想い、そして繋がり

例えば、わたしの目の前にあるパソコンは多様に連なる想起を伴って:つまり、鉱物を採掘するひとがいて → 加工する技術があって → そしてエンジニアがいて → 概念を生み出すさまざまな理論があって → 技師が製品を生み → 工員が製造し → 販売者が流通させ → ほしいと願う消費者がいて → 購入するための収入があって → その市場があって→ 決済を通して ・・・→ いまわたしの目の前にある

繋がるほどにその濃度を深く
網の目に折り重なった堅牢な認知のプロセス

P2Pによる暗号化によって改ざんできない価値の保証と似ている

幾重にも連なる決して改ざんのできない
電子の波動によって顕在した認知の波紋

フラワーオブライフ

目の前の景色も宇宙の成り立ちさえも

意思がそして承認者が観賞していなければ
そこにはナニモノも存在できない

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わたしたちの体は原子の集合体である
その原子の99.999%はスッカスカの空っぽ
そこには宇宙と似た空虚がある
全人類の身体を構成する原子の隙間を埋めたら
角砂糖一個分に収まってしまうのだそうだ

わたしたちが実体だと思っているものの確固たる存在証明は
そこにあるとわたしが認知している程のことなのだ

あなたの存在はわたしが認知したことで顕在する

あなたはわたしそのものであり
宇宙はただわたしの声に呼応する

鏡の法則など存在しない
なぜなら、それはわたしの認知そのものだから

宇宙はわたしの音からはじまり
わたしにただ還るのだから

〜 ナシーム・ハラメイン氏に寄せて

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