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まだやれるんか!?古のMLB全体NO,1プロスペクト。Jurickson"SMILE” Profar

昨今、岸田だとか脱税政府だとか増税メガネだとかそんな組織が暗い日本に必要なのはなんだと思いますか。
そう。SMILE。笑顔です。
苦しいとき救うのは笑顔の力なんです。
そう。笑いましょう。レフトへの打球を怠慢した時も単純に下手なプレーも大事な場面でのポカもビビるほど弱い打球速度も暗いSDの将来もしょーもないフロントのいざこざも放映権に悩まされている現状も笑い飛ばしましょう。
笑えば、いつか日は昇ります。だから、笑顔で居続けましょう。
そんな僕たちに贈りますこの歌を。そしてSDファンに・・・


0.Profarという男

はい。皆さんどうも。L I_Icy です。Licky(リッキー)と読みます。
このnoteはSDPへの一年契約での復帰を果たした Jurickson Profar という男についての考察をメインとしています。
というわけで彼について軽くまとめます。

Jurickson Profar

フルネーム Jurickson Barthelomeus Profar
年齢 30歳 
契約 1年 1M 打席数による出来高 1.5M 最大2.5M
右投げ 両打 
Curacao出身 オランダ代表
元MLB全体NO,1Prospect
20~22年までSDに所属。23年COLでのDFAに伴いSD復帰を果たす。
特徴
いつも笑顔でナイスガイ。
たまにするポカでよくいじられている。
UTだが守れるかはノーコメント。
タティスの親友。オフはタティスとともタティス親父とトレーニングする程
プレラーGMの愛人疑惑有。
多分、身近にいたら『あいつはマジでいいやつやで。』と言われるタイプ

そろそろ本題に移ります。

1.どうしちまったんだよ。2023年

23年クアーズの変

22年までSDに在籍しそこそこの成績(f WAR 2.6 )を残し、23年に自らSDとの契約を破棄しCOLと、7.75Mで契約したProfarですが移籍先でシーズン途中にDFAをくらってしまうような成績を残してしまいます。

2023年度 fangraphs 打撃成績

これを見て分かる通り、MLB屈指の打者有利のクアーズフィールドを本拠地としているCOLでAVGは.240に行かず、HR数も450打席以上立って8本。wRC+に至っては100を大きく下回る72を叩き出しました。
しかし、悪かったのは打撃だけではありませんでした。

2023年 fangraphs 守備成績

DRS、OAA、RAAという守備で大切とされている指標すべてにおいて-10以上を叩き出すという異次元の守備を披露していました。
その結果、一枚目の画像右のように、Off-19.2、Def-17.3、WAR-2.0という成績を残してしまいDFAをされてしまったのです。
その時の彼には笑顔の灯がなかったのかもしれません。

笑顔を取り戻したペトコパーク

そんな絶望のシーズンを送っていたProfarですが、遂に光が差し込めます。
COLをDFAとされ、今まで在籍していたSDPに拾われたのです。
そして、そこでPEDから帰化したTatis Jr.と再会します。
その結果、あれだけ絶望だった彼の打撃や守備にも再起の光が灯り始めました。
あくまでスモールサンプルではありますが、移籍後の彼は
PA49でAVG.295、wRC+120 Off 0.8を残しました。
多少のBABIPの影響もあるとは感じますが、明らかにK%が減少していることが分かります。守備でもUZRは改善しており、慣れたフィールドで守ったのが大きく影響しているのかもしれません。

こういった激動のシーズンを送った彼についてもう少し深く見ていこうかと思います。

2.笑顔以外のポテンシャル

打撃内容で見る22年と23年

まずは簡易的に見てみます。

22年 Savant
23年 Savant

ざっと、これらの違いを見てみると22年と23年の変化はHard-HIt%の減少とARMのValueが減少したことが主であるように感じます。
HitsSprayChartを比較すると22年はより引っ張りの意識があり、23年はセンター方向に意識があるような気配もします。
ここからはより詳しく見ていこうと思います。

Pitch Tracking 比較

この画像から分かることとして23年は22年に比べてOffspeedに弱くなっている事が明白です。

Batted Ball Profile

この画像から上記で示していたようにそこまで引っ張てる打球については変化が少ない事が分かり、広角に打つよりもセンターに打つことを意識していそうなのも分かります。その他にも多少GB%を減らし打球を上げる意識を持っている事も分かります。SD在籍時がAVG44%のGB%で23年が40%なのでその意識はクアーズという事もあってか持っていたと考えていいと感じます。

Run Values by Pitch Type

この画像からは一枚目のoffspeedが弱った原因が、憶測の域は出ませんがより4SF系を意識した結果、今まで得意としてきた半速球のようなCutterより下の球速帯のボールに対してのアプローチが多少悪くなってしまったのかな?と。そして、4SF系に強くはなったものの長打の量は増えず、結果的にOffspeed面でのマイナスが増えてしまったのが打撃不調の原因かもしれないです。

Plate Discipline

この画像からはChase%系に目が行きがちですが、注目するべきは1stPitchSwing%が10%近く上昇している点と、単純なSwing%が増加している点にあると思います。SD時代より1球目から積極的に振っているが、ただ振っているだけな気配がします。

22年 Platoon Splits
23年 Platoon Splits

この比較から分かるのは対右投手に対しての打撃が悪化していることです。
もっと言うと彼は両打の打者なので対右という事は左打席で立つ場合に良くない状態になって言える事が分かります。
Profarは右打席で立つ場合はアプローチが良い打者であり、左打席になるとアプローチを犠牲にしてパワーに少し振っているような選手でした、しかしこの画像から分かるにパワーを犠牲にしていたはずの左打席でパワーが発揮されていないことが分かります。

左22年 右23年 Statcast Zone Charts

ここから、似たような画像が続くのですがこれらのChartから推測される彼の打撃アプローチの変化について考察していきます。
まずこの画像から分かることは高めのAvg Launch Angle が上昇しており、低めは減少しています。次の画像を見てください

左22年 右23年 Statcast Zone Charts

この画像から分かることは22年に比べて低めの投球に対するヒットというのが減少している。特にシングルヒットでその傾向が強く出ている。
しかし、2ベースヒットでの分布はあまり変わっていません。
次!

左22年 右23年 Statcast Zone Charts

この画像では、Profarの変化について凄く分かることがあると思います。
高めゾーン内のGB%というのが大幅に減少し、逆に高めのFB%は大幅に伸びています。しかし、ゾーン外高めのボールに対してのGB%が異常に増え、LD%が0%になっています。
次!

左22年 右23年 Statcast Zone Charts

この画像がChartの画像最後になりますが、この画像から分かることは高めのFB%が伸びていたが、増えた分ぐらいのPoPup%が増えていることや、全体的に低めのゾーンに弱くなり、逆に高めのゾーンに強くなっていることが分かると思います。
そして、これらのChartから推測できる僕個人が感じた彼のアプローチの変化は、高めに重点を置くアプローチにしたもののアプローチ自体は間違ってはないのかもしれないが、本来のパワー不足が目立ち、長打が出るわけでもなく、大したプラスにならなかったのに加えて、高めの意識へのしすぎで低めに対して弱くなってしまった。しかし、ゾーン外高めはGBにしかならなかったものの、なんとか高BABIPに助けられそこそこの成績は何とか残した選手だと感じました。

比較まとめ

23年彼は22年に比べ、より4SF系に重点を置いたアプローチにしたことで半速球系に少し弱くなり、広角に打つことよりセンターへの意識を強め、より積極的に1球目から振り、高めに重点を置きフライボールを狙っているようなアプローチに変化したが、結局自身のパワーツールの無さから大したプラスを生み出すこともなく、案の定低めに弱くなり、パワーツールに関しても特に左打席の悪化が目立ち、何とか高めのGBになった打球のBABIPに助けられていた感が否めない選手となったのではないかと考察しました。

思ったんじゃないですか、笑顔関係なくねって
まぁこれをご覧ください。

22年 Outs Splits
23年 Outs Splits

これね。凄いですよ。
なんとですよ。SDにいるときはOUT数が増えると勝負強くなってるんですよね、22年”は”。23年のCOLを見てくださいよ。2Out時悲惨な成績となっていますよね。そして、なんと驚くことにSDに戻ると打ってるんですよ!!!
では、COLになくて、SDにあるもの、彼の精神状態を上向けているものそれは親友のTatis Jr.の存在です。
彼は、SDに戻り親友とプレーすることで精神状態(笑顔)を取り戻し、好成績につながっているんです。これは間違いない事実であり、決して妄想などではありません。決して・・・

21年の比較はしないでください。
冗談ですが精神状態の変化は割とガチかもしれません

3.やれるんか!?2024年

可能性の獣

やれるかやれないかその答えは” やれる ”です。

今回ざっくりですけど調べた結果、一つだけ可能性がある道があります。
それは、対左のプラトーン要因としての起用です。
22年と23年一貫して対左への成績及びアプローチは悪くありません。
左打席に比べてパワー面では劣るものの、1年限定ならば十分スタメン級の成績を残せるのかもしれません。守備に関しても、慣れているペトコパークというのもあり、騙し騙しなら何とかなるんじゃないかなと僕は思いますよ。割とマジで。
彼が今後復活してしっかりとしたキャリアを描く場合は、今のアプローチを捨て、22年のようにFBよりLD,GBを狙う方がいいと思います。
でも、脚が遅いのでそのタイプで守備が悪い選手の需要は今後ないかなというのが本音ですね。秘密ですけどね。

4.笑顔のまんま

今のSDPは今までのチームの象徴であったピーターサイドラーが亡くなり、悲しみに包まれてしまいました。昨年の成績も期待に添えたものでもなく、今オフにはチームのスターであったスネル、ヘイダー、ソトらもいなくなりました。そんな、いいことがなかったチームまたSDコミュニティに必要なのは、そう。笑顔です
そして、その笑顔の象徴であるJurickson"SMILE” Profarの与える、チーム及びコミュニティに与える影響は1M以上の価値を生むかもしれません。彼の実力は決して高くなく、WARは-2.0でしたが笑顔のWARは6.6は期待できるので彼の事を” 寛容な ”心持ちで注目してあげてください。

最後に


つらい時でも 笑ってられる
そんなアンタは ホンマにアホや
先の事など 考えないまま ペース配分さえ
 出来ないで走る 悲しい時こそ 
おどけてばかり そんなアンタは やっぱりアホや
惚れてフラれて また繰り返す 学ばないまま 
明日を迎える だけどそんなあんたを
 あんたを見てると なぜか優しい風が吹きぬけて行く
しめった心は笑いで乾く 笑顔のまんま 
笑顔のまんま 笑顔のまんま 
笑顔のまんま そうさ人生 生きてるだけで まるもうけ OH! 
笑顔のまんま 笑顔のまんま 笑顔のまんま 
笑顔のまんま そうさ THAT WAS THAT あの時はあの時さ
悲しい時には 涙ぐんでる そんなアンタは 
どうしようもないアホや 明後日も明々後日も 
やめられまへんわ 変われないから 
お前も頑張れよ だからそんなアンタを 
アンタを見てると やっぱよう考えたら
 ムカツクわ 許せんけれど 笑けてくるわ
笑顔のまんま 笑顔のまんま 笑顔のまんま
 笑顔のまんま そうさ人生生きてるだけでまるもうけ! OH!
笑顔のまんま 笑顔のまんま 笑顔のまんま 
笑顔のまんま そうさ THAT WAS THAT あの時はあの時さ
笑顔のまんま 笑顔のまんま 笑顔のまんま 
笑顔のまんま そうさ人生生きてるだけでまるもうけ! OH!
笑顔のまんま 笑顔のまんま 笑顔のまんま 
笑顔のまんま そうさ THAT WAS THAT あの時はあの時さ OH!
笑顔のまんま 笑顔のまんま 笑顔のまんま 
笑顔のまんま そうさ人生生きてるだけでまるもうけ! OH!
笑顔のまんま 笑顔のまんま 笑顔のまんま
 笑顔のまんま そうさ THAT WAS THAT あの時はあの時さ 僕が笑いを
 君にあげるから 君の笑顔を 僕に下さい

参考
Jurickson Profar Stats: Statcast, Visuals & Advanced Metrics | baseballsavant.com (mlb.com)

Jurickson Profar Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & More | Baseball-Reference.com

Jurickson Profar - Stats - Batting | FanGraphs Baseball

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