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【MD】メルフィースプライトSeason17徹底分析【ダイヤ1達成】


遊戯王マスターデュエルランク戦Season17で使用した【メルフィースプライト】の解説記事です。2023年5月1日改訂のリミットレギュレーションを前提としています。
Season16の記事はこちら↓

データ

戦績

勝率:62.1% (41/66)
先攻勝率:77.4% (24/31)
後攻勝率:48.6% (17/35)
最大連勝数:4

戦績表(備考欄はその対戦におけるキーカードなど)

デッキ分布

イシズティアラメンツ:39.4% (26/66)
※ティアラメンツ系(イシズ、烙印、スプライト):45.5% (30/66)
ふわんだりぃず:7.6% (5/66)
エクソシスター:7.6% (5/66)
スプライト(メルフィー、純):6.1% (4/66)
ヌメロン:6.1% (4/66)
その他:27.3% (18/66)

考察

戦績とデッキ分布に関して考察していきます。

  • 対【イシズティアラメンツ】
    勝率:57.7% (15/26)、先攻勝率:66.7% (6/9)、後攻勝率:52.9% (9/17)
    Season16よりも古衛兵アギド、古尖兵ケルベクの採用率が上がりました。また、【メルフィー・スプライト】の対【ティアラメンツ】基本盤面である虹光の宣告者+双穹の騎士アストラムを形成しても、閉ザサレシ世界ノ冥神や三戦の才で突破されました。
    勝因は、増殖するG、灰流うらら、無限泡影などの手札誘発であり、最終盤面の妨害数を減らしてビートダウンするというシンプルな解決方法です。

  • 対【ふわんだりぃず】
    勝率:100% (5/5)、先攻勝率:100% (2/2)、後攻勝率:100% (3/3)
    Season16との変更点はありません。
    おおよそ以下の2点を抑えれば勝てます。
    ・相手ターンのエンドフェイズに、ラッシィ効果で虹光の宣告者をS召喚し夢の街をケアする。
    ・えんぺん&霞の谷の巨神鳥の盤面は、神騎セイントレアから4素材天霆號アーゼウスをX召喚し、相手ターンに処理する。

  • 対【スプライト】
    勝率:25% (1/4)、先攻勝率:50% (1/2)、後攻勝率:0% (0/2)
    スマッシャーズを超えられずに負けました。
    主な有効札は、増殖するG、スプライト・スマッシャーズ、うきうきメルフィ-ズ。相変わらず着地狩り(相手の召喚に合わせて妨害すること)されることがきついですが、メルフィー出張により着地狩りする手段は【純スプライト】より増えています。

  • 対その他デッキ
    ティアラメンツに飽きたのか、多様なデッキに連続してマッチする時期がありました。特にメタビートへの解答をほとんど用意してないため、後攻でコードブレイカー・ウイルスソードマンを除去されるだけで詰む場面が2回ありました。メタビート以外で明確に不利な対面は存在せず、構築を歪める必要は感じません。

構築

模範構築

【メルフィースプライト】は以下の構築が流行の最先端です。

使用した構築

  • 【メルフィー・スプライト】
    模範構築との差分で記述。メルフィー出張セットの解説はSeason16の記事を参照。
    1-23,34-48戦目:三戦の才×2、スマッシャーズ、トポロジック・ゼロヴォロス→D.D.クロウ×2、ピクシーズ、コードブレイカー・ウイルスソードマン
    49-66戦目:スマッシャーズ、トポロジック・ゼロヴォロス→ピクシーズ、コードブレイカー・ウイルスソードマン

    三戦の才
    Season16よりも手札誘発の採用率が上がったように感じたため49戦目から採用。ふわんだりぃずやエクソシスターのような手札事故率の高いデッキには致命傷を与えられる。
    スプライト・スマッシャーズ
    ジェットからのサーチが後続となるスターター、ワンキルするためのガンマバーストが優先されること、剣神官ムドラ、宿神像ケルドウによって不発にされる可能性があることの2点から不採用。後続よりも妨害、ミラーを意識するなら採用するべき。
    トポロジック・ゼロヴォロス
    ラッシィを使用することで効果を発動するタイミングが【純スプライト】より柔軟になったため、閉ザサレシ世界ノ冥神と入れ替えてもよかったかもしれない。
    D.D.クロウ
    ティアラメンツ闇属性下級モンスターの共通効果による融合を止められるため採用していたが、古衛兵アギド、古尖兵ケルベクの採用率上昇に伴い不採用。
    スプライト・ピクシーズ
    攻撃力の高いティアラメンツモンスターを、壱世壊を劈く弦声の効果適用下でも突破する手段の一つ。ディメンション・アトラクターの効果適用下では、②効果を使用できないことに注意。
    コードブレイカー・ウイルスソードマン
    【ティアラメンツ】に採用されるNo.41 泥睡魔獣バグースカの守備力2000を突破するために採用。素早いビーバーや粋カエルのような攻撃力の低いモンスターを変換する役割もある。

  • 【シンクロ・スプライト】
    24-33戦目に使用した構築(画像)
    5月10日に追加されたアサルト・シンクロン、アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンを試験的に運用。アサルト・シンクロンについて、複数枚引きが弱いため調律を採用するのは微妙だが、引けないとエクストラデッキが3枚不要になることが課題。また、Season17の環境ではディメンション・アトラクターの効果適用下で展開できない点が不適切。


展開

メルフィースプライト展開

以下の動画がまとまっていておすすめです。

アサルト・シンクロン+スプライト・ブルー

必要カード:アサルト・シンクロン、スプライト・ブルー(orジェット+ジェット以外のスプライト下級モンスター)
結果:フィールドにアクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン、アサルト・シンクロン、スプライト・エルフ、I:Pマスカレーナ、粋カエル、メルフィー・キャシィ、墓地にスプライト・ブルー、スプライト・ジェット、スプライト・キャロット

最大5妨害
  1. アサルト・シンクロンの効果を発動し、手札から自身を特殊召喚。

  2. スプライト・ブルーの効果で手札から自身を特殊召喚。スプライト・ブルーの特殊召喚時効果でスプライト・ジェットをサーチ。

  3. スプライト・ジェットの効果で手札から自身を特殊召喚。スプライト・ジェットの特殊召喚時の効果でスプライト・スターターをサーチ。

  4. ルイ・キューピットをS召喚。S召喚時の効果で自身のレベルを2上げる。

  5. アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンをS召喚。アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンのS召喚時効果で墓地のアサルト・シンクロンを特殊召喚。ルイ・キューピットがS素材として墓地へ送られた場合の効果でクロクロークロウをサーチ。

  6. クロクロークロウの効果で手札から自身を特殊召喚。

  7. スプライト・スターターを発動し、デッキからスプライト・キャロットを特殊召喚。

  8. クロクロークロウとスプライト・キャロットを素材にギガンティック・スプライトをX召喚。

  9. ギガンティック・スプライトの効果でX素材を1つ取り除き、鬼ガエルAを特殊召喚。

  10. 鬼ガエルAの召喚・特殊召喚時効果でデッキから粋カエルを墓地に送る。

  11. 鬼ガエルAの効果で自身を手札に戻す。

  12. 鬼ガエルAを通常召喚。鬼ガエルの召喚・特殊召喚時効果でデッキから鬼ガエルBを墓地に送る。

  13. ギガンティック・スプライトと鬼ガエルAを素材にスプライト・エルフをL召喚。

  14. スプライト・エルフの効果で墓地の鬼ガエルAを特殊召喚。

  15. 鬼ガエルAの召喚・特殊召喚時効果でデッキから鬼ガエルCを墓地に送る。

  16. 粋カエルの効果で墓地の鬼ガエルBを除外し、墓地から自身を特殊召喚。

  17. 鬼ガエルAと粋カエルを素材に森のメルフィーズをX召喚。

  18. 森のメルフィーズのX素材から粋カエルを取り除いて効果を発動し、メルフィー・キャシィをサーチ。

  19. 粋カエルの効果で墓地の鬼ガエルCを除外し、墓地から自身を特殊召喚。

  20. 森のメルフィーズと粋カエルを素材にI:PマスカレーナをL召喚。

  21. 粋カエルの効果で墓地の鬼ガエルAを除外し、墓地から自身を特殊召喚。

相手メインフェイズの主な動きは以下のようになります。

  1. スプライト・エルフの効果で墓地のチューナー以外のレベル2モンスターを特殊召喚。(スプライト・キャロットを特殊召喚した場合、効果のコストとして粋カエルをリリースできる)

  2. アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンをリリースして効果を発動し、スターダスト・ドラゴンをS召喚扱いで特殊召喚。アサルト・シンクロンと1で特殊召喚したモンスターを素材に虹光の宣告者をS召喚。

  3. I:Pマスカレーナの効果を発動し、自身とスプライト・エルフを素材に双穹の騎士アストラムをL召喚。

  4. 相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、メルフィー・キャシィの効果を発動し、自身を手札に戻してメルフィー・ラッシィをサーチ。

最終盤面

アサルト・シンクロン+素早いビーバー

必要カード:アサルト・シンクロン、素早いビーバー(or粋カエル以外のレベル2モンスター+スプライト下級モンスター)
結果:フィールドにスプライト・エルフ、I:Pマスカレーナ、アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン、アサルト・シンクロン、墓地にスプライト・ブルー、スプライト・ジェット、スプライト・キャロット

最大4妨害
  1. 素早いビーバー(or粋カエル以外のレベル2モンスター)を通常召喚。

  2. 素早いビーバーの召喚時効果で素早いビーバーを特殊召喚(orスプライト下級モンスターを特殊召喚)。

  3. アサルト・シンクロンの効果を発動し、手札から自身を特殊召喚。

  4. ルイ・キューピットをS召喚。S召喚時の効果で自身のレベルを2上げる。

  5. アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンをS召喚。アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンのS召喚時効果で墓地のアサルト・シンクロンを特殊召喚。ルイ・キューピットがS素材として墓地へ送られた場合の効果でクロクロークロウをサーチ。

  6. クロクロークロウの効果で手札から自身を特殊召喚。

  7. アサルト・シンクロンとクロクロークロウを素材にギガンティック・スプライトをX召喚。

  8. ギガンティック・スプライトの効果でX素材を1つ取り除き、スプライト・ブルーを特殊召喚。

  9. スプライト・ブルーの特殊召喚時効果でスプライト・ジェットをサーチ。

  10. スプライト・ジェットの効果で手札から自身を特殊召喚。スプライト・ジェットの特殊召喚時の効果でスプライト・スターターをサーチ。

  11. スプライト・スターターを発動し、デッキからスプライト・キャロットを特殊召喚。

  12. スプライト・ブルーとスプライト・ジェットを素材にスプライト・エルフをL召喚。

  13. スプライト・エルフの効果で墓地のアサルト・シンクロンを特殊召喚。

  14. ギガンティック・スプライトとスプライト・キャロットを素材にI:PマスカレーナをL召喚。

相手メインフェイズの主な動きは、アサルト・シンクロン+スプライト・ブルー展開の1-3と同じです。