脱会のステップ【第2章①知識を得る】
宗教脱会へのステップをシリーズにして解説しております。
とりわけ、信者同士で結婚したものの、のちに宗教を脱会したいというケースに特化したものとなっております。
私自身のエホバの証人という宗教団体での経験をもとにした話ですが、他の宗教をやめたいけれども、やめられないという方にも参考になる部分があるかもしれません。
よろしければ、続きをご覧ください。
今日からは、第二章ということで、
「知識を得ること」をテーマにして解説していきます。
「知は力なり」という言葉があるように、
何かについて知ることは私たちの視野を広げ、
物事を違った角度から見るための助けになります。
これこそ絶対だ!
と思っていた価値観が、
違った立場の視点を得ることによって、
相対的なものであったと気付かされるわけです。
まさに「正義の反対は”もう一つの正義”」ということです。
そこで、この章では、
「宗教を辞めたい」
「脱会したい」
と感じたあなたが一体どの部分に疑問を抱いたのか、
また、その疑問は正当なものなのか、
を調べていくための助けを紹介していこうと思います。
参考文献も宗教、心理学、哲学などのジャンルに分けて
何冊か紹介していきます。
ぜひ、興味のあるものがあれば、ご自身で手に取って読んでみてください。
また、前もってお断りしておくと、
参考文献にはかつてエホバの証人だった人が書いた本も載せています。
これは、組織からは「背教者」と言われるタイプの本です。
もし、まだその勇気がないという方は先に別の本から読んでみるとよいかもしれません。
※ただし、なぜ「背教者」呼ばわりをされているかを考えてみることは大切です。つまり、教団の教義を根底から揺るがしてしまうほどの情報がそこには詰まっているため、そこへ信者を近寄らせたくないという意図が見えてきます。
個人的には、今後紹介する書物はこの組織が真に神からの任命を受けた組織なのか再考する上で非常に役に立ちました。
自分の頭で考えたい・判断したいという方には、できれば読んでいただきたいと思っています。
とはいえ、無理は禁物です。
ぜひ、自分で「読んでみよう」という心構えができたのちに、手に取ってみることをおすすめします。
また、役に立ったインターネット上のサービスや、YouTube動画なども紹介する予定です。
読書自体に慣れておらず抵抗がある方は、まずはそちらから見てみるのも良いと思います。
いずれにせよ、この章での目標は「自分で判断するための知識をつける」ことにあります。
「自分の理解に頼ってはいけない」と言っている場合ではありません。(エホバの証人でよく言われるアドバイス)
しっかりと本やインターネットの記事を読み、動画を見て、
それらの内容を鵜呑みにすることもせず、
”自分で”考えてください。
以前にも書いたように、脱会へのステップとは、そのようにして自分で自分の人生を決定して、その結果を引き受けて生きていくようになることに他ならないからです。
それでは次回から、具体的な参考文献の紹介に入っていきます。
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